5年ぶりに中国で酒旅してきました。
干杯!中国酒探究家のdonです。
11月7日〜14日まで1週間、中国へ行ってきました!
やっと・・・やっとです。ここまで長かったー。
最後に中国へ行ったのはコロナ前の2019年11月。ちょうど5年前でした。
▼当時のレポートは中華メディア「80C」さんにて執筆させていただきました。
中国ではこの時期に「黄酒节」と言って、全国各地の黄酒酒蔵が一同に会するフェス的なイベントが催されます。
今年はいつも以上に盛大に開催されると聞き、行こう!と決めました。
どうせ中国へ行くなら、最近繋がった酒蔵さんのところも立ち寄りたいなと思い、いくつか連絡を取って見学することに。なので行く前からとってもワクワクしていました!
コロナも無くなって、中国に行くなんてそんな難しいことではないのかもしれないけど、自分にとって難しく高い壁でした。
本当は、もっと早く中国へ行くつもりだったんです。お店を辞めた2019年末。自由の身になってやりたかったのは「中国各地の酒造りを自分の目で見に行く」ことでした。
でも、フリーになってほどなくやってきた新型コロナウイルス。すぐ収まるだろうと思っていたけど年を越えて長引く自粛生活。
仕事にも悪い影響が出始めて、経済的にも不安定になりました。気づけば旅用に置いていた資金も底をついて生活するのに精一杯。中国行きどころではなくなってしまった。
そんな中で本を執筆させていただくという大変光栄なこともありました。でもこれも、本来は順番が逆だともいう思いもあって。
当時、黄酒に関して自分で情報を調べたりしていて日本国内では誰よりも詳しい自信はあったし中国にも何度か行きました。でもまだまだ黄酒は謎深くて、自分でもわからないことがたくさんあり、もっと知りたい!学びたい!と思っていました。
書籍の情報だけではなくて、中国現地の酒造りをたくさん見てみたい、体感したい。そうしてリアルな情報を得て黄酒の専門家としての強さ、みたいなものがあってからご依頼いただくものなのかなと。その思いは今でもあります。
だからどうしても中国に行きたかった。行かなきゃダメぐらいに思ってました。本を出版して、より強く思うようになりました。
コロナが収まって、周りは中国や海外に行く人たちも増えてきたけどでも自分はなかなかうまくいかなくて。とてももどかしかったです。
現状を変えたい気持ちで、2024年は「必ず中国に行く」と目標を立てました。未経験の仕事もして、資金を少しずつ貯め、そしてなんとか実現に至りました。長かった。
今回は、過去最高の旅になりました。たくさんの酒と出会って、たくさんの人と出会って、たくさんお世話になってきました。黄酒への思いもさらに強くなったように思います。
語りたいこと伝えたいことは沢山あります。これからじっくりまとめていきたいと思います。