酒造り40歳見習いlog. <25日目>12月、酒蔵の状況とイベントのお知らせ
干杯!
昨日で酒造り見習い、25日目を迎えました。(前回から日数かなり飛んでます。ごめんなさい。笑)
10月に酒蔵へ入り、週2~3の頻度で出蔵してきました。そして勤務日数だけでも1ヶ月近くが経過。最初はてんてこ舞いな日々でしたが、今は仕事にも慣れ、環境にもだいぶ慣れてきました。
改めて今の酒蔵は職場として見てもとてもいい環境だなと思います。そもそもみなさん、人柄がよい!
僕は日本酒製造の場にいるのですが、ビール製造の方から「donさんですよね?」って挨拶しに来てくれたりしてかなりフランク。なぜ他部署の僕の名前を知ってるの?とビックリ。
そして、みんな酒好きばっかりっていうのが何よりも最高すぎますね(笑)
さて、12月初旬の酒蔵の様子はというと、今までのように仕込みもありましたが今は醪や酒母用などのタンクが一杯になって、だいぶ落ち着いています。今までのように床もみ三昧で身体全身を使い倒してインナーが汗びしょびしょ!なんてことが無くなりました。(でも、なきゃないでちょっと寂しいですって言ったら蔵人さんに変○扱いされました。笑)
だんだん掃除をすることも増えてきて、なんとなーーーく年末感も漂ってきている今日この頃。
まったりとした時間。
ああ、平和だなぁ。
そんなのべーーーっとした心持ちの中、使用済みで空になった日本酒瓶のラベル剥がしをしていたりしています。笑
余裕ができたからこそ、先輩蔵人さんたちも普段僕が関われない工程に誘ってくれたりします。
例えば、昨日は貴醸酒の仕込みのお手伝いをさせてもらいました!
▼より詳しく知りたい方はこちらをご参照ください!
その製法について聞いて頭では知っていたのですが、やはり実際目の当たりにして、驚きました。
ケースに入った一升瓶の清酒たち。それを両手にもって逆さにし、醪で発酵中の酒に、ドボドボドボボボボボ!!!!!
「え?これ本当にこのまま入れていいんですか・・・?」って思わず確認してしまったぐらい。
酒を入れると、沸き立つ米香と酒の匂いにクラクラ・・・!(たまりません
こんなに使うの!?いいの?!というぐらい、ドボドボです。笑
僕がいる酒蔵では、三段仕込みの最終段階で水を入れる代わりに酒を使用する形でした。↑引用でいえば、三段仕込みだけで酒を使用するので、仕込み水の一部、ではあるのかな。全部っていうのは、一段目から使うってこと・・・?そんな超超超贅沢な貴醸酒もあるんですね・・・!
貴醸酒が高価な理由がよくよくよーーーくわかりました。
ちなみに紹興酒にも貴醸酒のような酒があります。それは「善醸酒(ぜんじょうしゅ)」といいます。noteでも何回か紹介したことがあったような???気もしますが、製法だけでなく名前からしても貴醸酒と歴史上で何かしらの繋がりがあるんじゃないかなと思います。
詳しく知りたい方はこちらで紹興酒の分類についてまとめていますのでよかったらご参照ください!
そんなこんなで、酒造り見習いの日々を過ごしております。
まったりしているとはいえ、蔵人さんたちは夜な夜な麹に手を入れるため出蔵したり、朝搾りのための真夜中から準備をしたりと常に稼働しています。酒造りって本当に大変な作業の上に成り立っているんだなとつくづく痛感させられています。心から尊敬。
今年の出勤も残すところあと4回。忘年会も開催される予定なので、それも励みにして突っ走っていきたいと思います!
イベント(飲み会)のお知らせです
さてさて。「黄酒を飲み歩こう!」という企画「だんらん」を久しぶりに開催します!
今回は、中国酒の品揃えに関しては日本一であろう某中国郷土料理店で開催します。笑
だんらんは一応、ほぼほぼただの飲み会なのですが、「黄酒って何なの?」「紹興酒と何が違うの?」という疑問も解消できる程度の資料や説明はさせていただこうと思っております。
▼だんらんとは?
▼以前開催したときの模様
既にご予約を頂いており、ほぼ満席なのですがもし人数が増えるようなら増席できるか確認しようかなと思っております。お気軽にお問い合わせくださいー!
新規さんもお一人様も大歓迎です!僕が絡みまくります。笑
▼詳細とご予約・質問などはこちらからお願いします!
それでは、メリー干杯できることを楽しみにしております!