くまいだいち

2019年の夏に23年間ほど勤めていた会社を退職して、とりあえずプロダクトデザインを受託する個人事業を始めてみたら新型コロナの荒波に翻弄される東京人の雑記帳です。アカウント名の huakai(花开)は中国語の「花ひらく」から願いを込めて。

くまいだいち

2019年の夏に23年間ほど勤めていた会社を退職して、とりあえずプロダクトデザインを受託する個人事業を始めてみたら新型コロナの荒波に翻弄される東京人の雑記帳です。アカウント名の huakai(花开)は中国語の「花ひらく」から願いを込めて。

マガジン

  • アルベルトガーデン

    「オカルトと都市伝説の庭で」とした考察コラムを週に1本ペースで投げ込んでいきます

最近の記事

  • 固定された記事

オカルトと都市伝説の庭で

目次Ⅰ.「地底人」を考える (2020.06.07) Ⅱ.「古代文明」を考える(2020.06.14) Ⅲ.「UFO」を考える(2020.07.05) Ⅳ.「お月さま」を考える(2020.06.21) Ⅴ.「お月さま」をもっと考える(2020.06.28) Ⅵ.「次元上昇」を考える(2020.07.12) ――― 以降は、不定期的に更新します ――― Ⅶ.「科学と神」を考える(2020.08.16) ◇ 約1,800文字 序文 シーズン1として、6月上旬から5乃至6回

    • オカルトと都市伝説の庭で「科学と神」を考える

       なんと奇妙なタイトルだろう…。オカルトや都市伝説と「科学」は対極にあるし、その科学と「神」も相反する存在なので、果たして同じテーブルに載せることができるのか、書き始めの段階ではまったく予見できない。「神のみぞ知る」は大袈裟だが。 ◇ 約5,200文字 アインシュタイン "科学と神"というタイトルは、学生の頃に好きだったフジテレビの深夜番組「アインシュタイン」の、最終回でのテーマ名である。このアインシュタインという番組は、Wikipediaによると「1990年10月から1

      • 香港は遠しと言えど

        デジカメやスマホから10枚の画像をピックアップしつつ、(なるべく政治的にデリケートな問題には触らないようにして)いまは近くて遠い香港に思いを馳せてみたいと思います。 ◇約2,500文字(キャプション含む)  もはや過去形で書くべきであろうか。香港といえばシンガポールと並んで東アジア最大級の金融センターであった。以前に勤めていた会社でも、香港支社に中国の国内拠点の親会社という機能を持たせたように、中国で企業運営をする場合の有益な窓口にもなり得る。そして、人民元を(ペッグして

        • オカルトと都市伝説の庭で「次元上昇」を考える

          ◇約5,400文字  神の存在についてや、重力と時間の関係など、まだ考察してみたいことは多いのですが、このシリーズは今回で一区切りといたします。お読みくださった方々に、深く感謝いたします。 我々は何次元に存在しているのか アポロ計画での通信記録がNASAから公開された2016年に前後して、連邦捜査局(FBI)では1947年~54年の文書で機密指定が解除されている。まさに本物の"X-ファイル"であるが、それらの文書にはUFOや宇宙人の特徴に関する情報および調査結果として、9

        • 固定された記事

        オカルトと都市伝説の庭で

        マガジン

        • アルベルトガーデン
          8本

        記事

          オカルトと都市伝説の庭で「UFO」を考える

          ◇ 約5,000文字  例えば、上空に国籍や用途が不明の気球のような物体が浮かんでいたとすると、それは未確認飛行物体(UFO)ということになる。だが、「UFOって見たことある?」と聴かれて、そんな気球を見たことを説明しても相手は顔をしかめるだけだろう。今回は、王道であるところのUFOという存在について考えてみたい。 ”彼ら”はどこから来ているのか? いきなり、記憶があいまいなトピックから始めるが、「アメリカ人は500人に1人くらいの割合で『自分はUFOにアブダクション(誘

          オカルトと都市伝説の庭で「UFO」を考える

          オカルトと都市伝説の庭で「お月さま」をもっと考える

          この投稿は<後編>となっていますので、未読の方は 前編(コチラ) からお読みいただけますと幸いです。 ◇ 約5,300文字 アポロ計画で何を目撃したのか 打ち上げや燃料ロケットの切り離し時の映像に、UFOのような発行体が映っているという指摘は、かなり昔から繰り返されてきた。人類は打ち上げの中継映像に釘づけとなったが、異星人も月の先住人も「地球人とやらが月に向かうらしいぞ」と興味津々だったかも知れない。  2016年にNASAの機密指定が解除されたことにより、アポロ計画で

          オカルトと都市伝説の庭で「お月さま」をもっと考える

          オカルトと都市伝説の庭で「お月さま」を考える

          ◇ 約4,800文字 見上げるのか見下ろすのか かぐや姫で有名な「竹取物語」は、月に関するオカルトでは高頻度で引き合いに出されてきた。粗筋を(ブラウザ換算の)3行で記しておく。  主人公かぐやは、竹から生まれて3ヶ月で絶世の美女へと成長したため、5人の貴公子に熱烈な求婚をされて、やがては帝(天皇)からも求愛されるのだが、総てを振り切って月へと戻ってゆくというストーリーである。  月から迎えにきた使者は「かぐや姫は月の民の一族であるが、罪を犯したために卑しい者のところへしばら

          オカルトと都市伝説の庭で「お月さま」を考える

          オカルトと都市伝説の庭で「古代文明」を考える

          歴史などの暗記モノは苦手だったので、文系クラスか理系クラスを選択する高校2年生のときに理系へ進んでしまうという、そんな汚点があります。日本史に無知なのだから世界史などは右も左もな状態であり、そんな私のリハビリにお付き合いいただく4000文字となってしまいそうです。 ◇ 約4,500文字 未発見の文明(序章) 前回の地球内部に暮らす「地底人」から始まって、地表面の「古代文明」に着手しようとする2020年6月4日、メキシコでマヤ文明に関する新たな発見があったというニュースが目

          オカルトと都市伝説の庭で「古代文明」を考える

          オカルトと都市伝説の庭で「地底人」を考える

          ◇ 約5,000文字  オカルトや都市伝説のよもやま噺についてのシリーズは、まず地球の中心部からもっとも近いところより考えてみたい。 われわれ人類が知っていること 地球の中心には核(コア)があって、その外側にはドロドロに溶けたマントルが存在していて、表面は地殻で覆われている……ということを教わるのは小学校の理科の授業だったろうか?誰かが実際に見たり調査したわけではないが、そういうものだと習ったし、それを疑う必要など微塵もなかった。 ◇  人類が海洋で把握している地形は

          オカルトと都市伝説の庭で「地底人」を考える

          動画データの海をすすむ潜水艦

          前回(→コチラ)は、カメラ撮影がアナログからデジタルへ変遷した過渡期について書き留めたのだが、動画の撮影と共有(配信)についても少しだけ追記しておきたい。少しと言いつつ、どうせ脱線しながら長くなってしまうことを先に謝っておきたい。謝るそぶりを見せながら、じつは結果的に3000文字くらいに落ち着くことを願ったりしている横着者である。 記録する方式がアナログからデジタルになっても、丸いボタンを押して撮影することに大きな変化はないので戸惑いは少なかった(前回に述べたISO感度を自

          動画データの海をすすむ潜水艦

          フィルムの概念が通じなくなる前に

          なにかを撮るという行為について、約3400文字で書き留めておきたい。 それにはまず、自分が1984年に発売されたT70という一眼レフカメラを手にしたキヤノン党であることと、高校1年生まで鉄道写真を撮っていた(所謂、撮り鉄だった)ことを正直に白状しなくてはならない。 ただ、一時は他社のカメラ(α7000など)も併用していたし、いまでも画質に惚れ込んでいるコンデジはRICOHなので、撮影する機材については盲目的な信奉があるとは自覚してないようだ。 スマホの画質が専用機に近づくこ

          フィルムの概念が通じなくなる前に

          テレビの国の住人

           かれこれ10数年前になるだろうか、和歌山県で就職した台湾人の友人と食事をしていたのだが、日本のテレビ放送が少ないことを不思議がっていた。東京で地上波放送は7~8チャンネルだし、地方だとさらに少ないだろう。  日本の近隣諸国ではケーブルや衛星で100チャンネルを受信するのが当たり前であり、(話を聴きながら)出張先のホテルで風呂あがりの台湾啤酒を飲みつつビリヤード専門チャンネルを眺めたのを思い出していた。  きっと友人は、和歌山の社員寮で片手で数えるほどの選択肢しかないチャンネ

          テレビの国の住人

          海外旅行は不甲斐ない自分と対峙する行為か?(後編)

          そもそも、noteを完結しないカタチでアップロードして良いのかすら解りかねるのですが、facebookへの投稿と同様の装丁でnoteに埋め込んでおきたいと思います。もし読んでくださる方が居られたら、なんかすみません。 →前編はコチラ 承前) マニラ市内での観光の部分は主題ではないので駆け足になる。 雨季を前にした曇天の昼頃に宿泊しているホテル前にてKとMariel嬢と合流し、3人でジプニーと呼ばれる乗合いタクシー(この車内でもスマホなどを取り出すのは厳禁とのこと)に乗

          海外旅行は不甲斐ない自分と対峙する行為か?(後編)

          海外旅行は不甲斐ない自分と対峙する行為か?(前編)

          facebookには「ノート」というサービスがあって文章を書き留めておけるのですが、まるで存在しないかのような扱いで埋もれてしまうため、メモとしても使えないのが実際です。日常的にfacebookを利用していても、ノートなる機能が存在していることを知らない方も多いのではないでしょうか? 2011年の東日本大震災を経ての想い、40歳になっての雑感、会社での人事異動などを書き記していますが、その過疎っているノートを閉めるにあたって1本だけ残しておきたい日記があったので、このnot

          海外旅行は不甲斐ない自分と対峙する行為か?(前編)