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最もシンプルで効果の高いトレーニング×2

まず、人間にとって最も矛盾の少ない姿勢は「胎児の姿勢」であるという前提を置く。胎児の姿勢とは、

「生体組織を損なわない範囲で、身体全体の慣性モーメントが極小となる」ような体勢

である。

胎児の姿勢

胎児の姿勢から、以下のように順々に展開していく。

胎児の姿勢 → 両脚ジャンプ&立位水平ローイング → スプリント動作 → 打撃・投球・パンチ・キックなど回転運動系動作

一応説明を加えておくと、上記の並びは、

「人間の基本姿勢」→「最小限の外部負荷利用&系そのものの質量を利用」→「身体重心そのものの並進運動」→「身体重心周りの回転運動」

「運動エネルギー伝達路の開発&運動エネルギー生産能力の増強」 → 「生産した運動エネルギーを単純な並進運動に利用」 → 「生産した運動エネルギーを手先・足先に伝達する」

という順番である。後ろにあるものほど高度な身体運動である。「歩く・走るよりも先に投げる・打つを覚える子どもがいない」ことからも分かるだろう。

与負荷の窓口は手先or足先の2通り

つまり、胎児の姿勢にプラス1要素(外部負荷利用 or 系そのものの質量を負荷として利用)するだけで、効果的なトレーニング種目が得られるというわけだ。以下、説明していく。

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