ピンクじゃなくなった日。
歯ブラシの在庫管理をしてくれているのは旦那さんだ。
そろそろ替えどきかなあ、なんて思っているときにちょうどタイミングよく変えてくれるのも旦那さん。
いつも決まって私はピンク色の歯ブラシ。
結婚6年目になるけど、そこだけはまだ女の子扱いしてくれてるような感じがして、なんだか少しくすぐったさもありつつ、うれしいなって勝手に思ったりしている。
(色に性別は関係ないとはいえ、うれしいもんはうれしい。心が勝手に弾んでしまうのだからそれはしょうがないもん。)
こんなの知られたら死ぬほど恥ずかしいから、思ってることはぜったい内緒。
そんなほわほわした私の気持ちをいとも簡単にぶち壊してくれたのが、ある日の1本の歯ブラシだった。
今回も、あーそろそろ替えないとなーと思ってたときに、心を読まれているのかと思うくらいちょうど良く旦那さんが替えてくれていた。
それに気づいた私は、一瞬にして異変を感じ、小さい目をかっぴらいて見慣れない新品の歯ブラシを思わず二度見した。
そこにあったのは、鮮やかな緑色の歯ブラシだったからだ。
ほんとに軽くだけどクラっとめまいがして、少しだけ緑色が嫌いになりかけた。
「女の子扱い終了」の鐘の音が聞こえた気がした。
確実にショックを受けている私がいた。
という出来事があったのだけど。
私はこんな感じで歯ブラシ1本に一喜一憂しているというのに、旦那さんはそんなことほんの少しだって気づいてないんだろうな。
もし話題にしたとしてもきっと、「ピンクが売り切れてただけだよ」とさらっと一言言われて終わりだ。
うちの旦那さんってそういう人なんです。
次はきっと自然にピンクに戻っていて、また密かに心を踊らされるに違いない。
【追記】
嘆き悲しんだ10日後、晴れて私の歯ブラシはピンク色に戻ったのでした。☺️
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