魅力のたっぷり詰まった最終回に、思わず立って拍手したくなった。
私が今期見ていたドラマ、アニメがほぼ最終回を迎えた。
私はもともと、最終回が苦手だった。
感情移入しやすい性格のせいか、それぞれの物語が生活に密着しすぎる傾向がある。
この時間はこれを見る時間、という習慣になるし、登場人物がまるで本当の知り合いのように近しく感じる。
気に入ったセリフがあればメモしたり、真似したり。距離感をうまく保てなくなるほど、作品に没入してしまったりもする。
だからこそ、最終話を迎えたあとのロスがすごい。数日間は「来週からどう過ごせばいいの?」と絶望感に襲われることもある。
でもまぁ実際は、1週間後はもう普通に過ごしていることが多い。執着はあまりしない。軸足が現実世界から離れることはない。
アニメも元々毛嫌いしていて、見始めたのは去年くらいから。
今回、特に立って拍手したくなるほど素晴らしすぎる最終回だったのは2作品ともにアニメです。
1.「オッドタクシー」
初めは、鬼滅の刃の炭治郎の声をやっている花江さんが主人公の声を担当しているからという理由だけで見始めた。(実はメガネ男子に目がないのです…👓)
途中は、つかず離れずというか、なんとなく毎週見てるからっていうくらいの感じで見続けていた。
まず、オープニングがおしゃれ。他の作品は1、2回見たらもうオープニングは飛ばしちゃうんだけど、オッドタクシーだけは毎回オープニングも欠かさず見た。飛ばせばいいのに見入っちゃって、気づけば最後まで見てしまう。
最終回も、のめり込んでいる作品の最終回はさらっと見たくないので、録画しておいて自分の良きタイミングを見計らって見るくらい慎重派だけど、
オッドタクシーに関しては「あ、最終回なんだ」くらいのノリで普通に再生ボタンを押した。
ぼーっとしながら見ていたのだけど、最後の5分10分で今までギモンに思っていたことやらが一気にダダダダと解消し、怒涛の伏線回収だった。
引き込まれた。すごく気持ちよかった。
さらにすごいなと思ったところは、早すぎて1、2個は解決出来なかったこと。こちらにペースを合わせないそのスピード感が相まって、
「もう一度見たい」自然とそう思った。
製作者の方々の「もう一回見てほしい」といういやらしさは一切感じないのに、最終回を見終わった直後にすぐ、「もう一度最初から見たい」と思ってしまった。本当にすごい。
極め付けに最後の最後はほどよくざわざわを残してくれる。
人の心に残るって、こういうことなのかな。
2.「美少年探偵団」
こちらもなんとなく見ているくらいの距離感で。
作者が西尾維新という方で、なんとなく知っていて見てみようかなという感じ。
ただ最近気づいたことがあって、それは私は探偵ものが好きだということ。
謎が解明されていく爽快感が好き。できればあまり人に死んでほしくないから、この作品はそう言った意味でもほどよかった。
途中、私をものすごく惹きつけたのは、物語じゃない別の角度からだった。
西尾維新という人を知ったのは、今から10年ほど前。
当時、誰もが知っているであろう、本を筆頭に中古品を多数取り扱うあのお店で働いていた。
その時、西尾維新さんが書いたタイトルは思い出せないけど箱に入った小説が流行っていて、友達も数人持っていた。
本は好きだったけど、アニメとかラノベと言われるものには全く興味のなかった私は、箱に入った本はかっこいいなーとか思いながら、買い取られた本をよく棚に並べていた。
そして現在。作品の合間のCMで西尾維新さんのCMが流れる。
これを見てハッと気づいた。反対から読んでも西尾維新だ!
言葉遊びが好きな私は、これに気づいた瞬間飛び跳ねるくらいの電気が走った。好き!ってなった。
調べてみると点対称であり線対称でもあるらしい。
数学的なことはよくわからないけど、心を持っていかれる要素であることは間違いない。
オフィシャルサイトもおしゃれでかっこいいし、ありきたりな言葉しか思いつかないけど好きです。
そして最終回、これまた衝撃的な展開だった。
うまく書けないんだけど、
画風が唐突に変わり、普通だったら「なんだこれ?」ってなって集中が途切れるところなんだけど、そんな戸惑う間も無くむしろ目が離せなかった。
理由はよくわからないけど、どんどん惹きつけられた。
初めての経験だった。だからうまくは言えない。
もし気になったらぜひ見てみてほしいです。
こんなにも爽快に最終回を迎えたのは初めてで。
感想文って得意じゃないし、詳しい人とかからしたら浅い感想なのかもしれないけど、今の気持ちや感覚を残しておきたくて書いてみました。😊
やっぱり何事も、つかず離れずの距離感がちょうどいいのかもしれない。
【合わせてよむよむ📕】
【うれしいお知らせをいただきました!】
やったー!うれしいです🥺!
ありがとうございます!!