出目3。1、2、3。おっと一回休み。
ベッドで横になっていると、モゾモゾとお布団の中に入ってきて、香箱座りで隣に座った。
その腕をつかむようにこちらも、小指を腕と体の間にそろりとすべり込ませる。
嫌がる様子もなく、むしろ堂々と、まるで「このためにここにきたんだから、安心して寝たらいい」と言ってくれてるみたい。
発熱すると、いつも以上に涙腺がゆるくなる。安心と、もふもふのあたたかさのせいかな。
あんまり泣くと頭が痛くなっちゃうから、ひと筋ずつでぐっとこらえて脱力。
優しい猫に甘えながら、体を休めよう。
あれ、今度は向こうが私の手にあごを乗せてきた。お互いにリラックスできているなら、それに越したことはない。
ここまで書いていたら、少し離れた場所からもう一人の優猫の甘える声が聞こえてきた。
遊びたいの半分、心配の気持ち半分、さっきからあっち行ったりこっち行ったり、落ち着かない様子。
のそのそと起き上がり、お迎えに行く。ベッドに優しく下ろすとふみふみを始めた。一人でさみしかったのかもしれない。
ずいぶんふみふみをして、今は落ち着いた様子で目を瞑っている。
それじゃあ3人で、午後も少し休むことにしようか。
約2年間半の活動休止期間を経て、アメーバ化した体をなんとか人間に戻すべく、ただ今体力作り中。
今回の原因はきっと、全身筋肉痛による発熱。
人間並みのパワーを再び手にする道のりは長そうだけど、猫の手も借りながら休み休み進んでいくとしよう。
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