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備蓄米放出のニュースについて
MSN、マイクロソフトニュースで1位になったりYahooでの速報だったりと話題の「備蓄米放出」についてお話します。
政府が米を備蓄する主な理由は、食糧危機や大規模災害が起きた際の「緊急供給」を確保すると同時に、市場価格が著しく変動した場合に「需給調整」を行うためです。カッコよく言いますと、日本の食卓を守る“最後の砦”ともいえる存在ですね。
一方で“米としての品質”の問題もあります。備蓄期間が長いほど(5年くらい〜)品質が不十分の可能性あります。もしかしたら用途制限が生じるかもしれません。さらに、今回の放出が一時的な措置で終わるのか、それとも今後も定期的に放出を続けるのかという点は、単なる“在庫放出”にとどまらず、中長期的な農業の仕組みまで考えさせられるテーマだと思います。厄介です。だから、僕個人としては政府が絡んでほしくないんです。
また、逆立ちしてもないことだと思いますが、この際だから全部出して欲しいと思います。そして、これを機に政府が絡んで来るなと。相場で決めるのはやっぱり何かとやり難いです。だから相場に左右されずに農業する人がチラホラ増えてきてます。そうするとファンも付きますし見通しがつき易いです。
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だったら米も相場決めちゃえばいいじゃん!となる訳です。では、「米」を相場に左右されずに売るにはどうしたらいいのか。僕もこれ!という答えはわからないですが、僕の意見は損益分岐点ですね。つまり、利益が出る点です。農業ですので面積の大きさにも変わりますが、やっておくとわかります。そうすると、この面積が1番利益が出るなーとかコストかかるなーってのがわかります。土地利用型である「米麦豆」は面積がある程度大きくないと商売ならないと僕は思います。1haくらいしかなく反売り上げ500万売ることができるとかなら別の話ですが、土地利用型ではなかなか難しいと感じます。そのため、そのくらいの面積なら野菜とかに変更したほうがいいです。機械も野菜の方がまだ高くないです。まあ、野菜の大面積やってるとこんなにも人手がいるのかと痛感しちゃいますね(笑)
とはいえ、これから有り余る農地をどう活用していくか。これは、これからの農業従事者が決めていくことです。いいものは残るし悪いものは淘汰されます。これが時代の流れですね。中山間地域は特にいい例です。それこそ、中山間地域のお米は1俵5万で売らないと採算取れません(笑)そのために、低コスト生産を考えてるんです。低コストで作ることができれば1俵5万でなくとも3万とかで出荷しても採算が合う可能性も出てきます。
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だからと言って安売りしたい訳ではないんです。商売の基本として安く作って高く売るです。その幅が利益になります。
今の米は普通のお米でも1俵5万という値段が付いてます。マーケットは正直なのでこれは米が少ないってことを表してますよね。ものが多ければ安くなり少なければ高くなります。けど、今までの米価は安過ぎます。
来年もそうかと聞かれたらわかりません。今年の秋ですよね。その前の早場の新米のときにわかるかな〜それと飼料用米や加工用、酒米やってた人たちがどれくらい主食用に戻ってくるのか。それでいても「足りる!」ってことはないかなと。
米の消費量が下がってきてると言いますが、それより生産者の減少や高齢化の力の方が大きい気がします。それはそれで仕方ないです。だから、今以上に農地の集約や世代交代の準備を進めないといけないと思うんです。
最後に、これからどーするのといろんなところで聞かれてるときに答えてるのが「圧倒的生産と低コスト」ですね。2〜3年前くらいから言ってます。言わば規模の経済ってやつですね。スケールメリットが働くんです。トラクターや農機具を使っても、広い面積でたくさん作れば作るほど、一つひとつの作物にかかる固定費(機械の購入費や維持管理費など)を薄めることができます。また、種苗や肥料、農薬などを大量にまとめて仕入れることで単価が下がる「まとめ買い効果」も期待できます。こうした要素が相まって、一作あたりのコストが全体的に低くなるわけです。
それでいて低コスト栽培ができると輸出にも太刀打ちできるようになってきます。輸出はまだ補助金が出ます。補助金が出る内容は補助金がないと成り立たないんです。しかし、いつまで出るかわからないから貰えたらラッキーくらいの感覚でやってくしかない思います。
なんとなく筋道が見えてきたので自分ができることを淡々とやっていきたいと思います。まずはやりながら仲間集めかな〜
(あくまで僕の意見なので参考に)
よければみなさん拡散よろしくお願いします。