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理科の授業でエレキベース

ほんもの寺子屋の前田です。
今回は理科の授業の内容を
少しお話しさせていただきます。

今回のテーマは

「電氣」

電氣を使った製品の仕組みや、
電氣の仕組みを利用して組み立てられている
電子回路などについて知っていただきたいと
授業を進めました。

今回はまず
わたしの持っているエレキベースを出して
生音を聴いていただいた後、
大きな音が鳴る仕組みを説明させていただきました。

中学の理科では「電流・磁界・力」の向きについて
フレミングの左手の法則」というものを
習ったかと思います。

フレミングの左手の法則(Wikipediaより)

テスト中に左手がつりそうになった

のが若かりし思い出です(笑)

左手をウェーイとやって答えを出すというのも
そこそこおもしろいかもしれませんが、

エレキベースでデカい音を出す方が
ずっとおもしろい

とわたしは思います(笑)

フレミングの左手の法則にある
「電流・磁界・力」の3要素は、
エレキベースにおいては
「電氣信号(音)・ピックアップ・鉄弦」
にあたります。

エレキベースって、電氣製品の仲間ですが
わたしの持っているのは、電池や電源が不要です。
これが普通で(パッシブ・ベースといいます)、
電池が必要な「アクティブ・ベース」
というものもあります。

電池が必要な分、面倒ではありますが
ノイズが少なく大音量が出せたり、
音質の調整の自由度が上がったりと
こだわりの音が出せます。
・・・なんてことは、授業ではひと言も話しません(笑)

弦が震えているのを、ピックアップがキャッチします。
ピックアップとは、マイクのようなもの。
ここで、弦の生音(振動)が電氣信号に変換されます。

ベースとシールド(ケーブル)、
アンプ(電氣信号を増幅して出力するスピーカー)を繋いで
実際にベースを構えて、
生徒たちに音を鳴らしていただきました。
生徒たちのベースデビューです(笑)

ベースのボリュームとトーンを調節すると
音が変わったり、
アンプの方でも音量・トーンが調節できることを
確認していただきました。

ちなみに、弦楽器

理科の音の単元の勉強にもなります。

弦が太いと低い音。細いと高い音が出る。
フレットを押して弦の長さを短くすると
音が高くなる。
そのような仕組みを利用して音楽を奏でていることも
知っていただきました。
こうして、
ちょっとだけ音楽の勉強にもなったわけです。

その後、ベースの裏側を開けて、
ベースの回路がどれだけシンプルか
確認していただきました。

実は、回路としては、
ラジオなどの方がよっぽど複雑です。

後半は電子回路の説明の準備として
・テスター

テスター(アナログ・テスター):通電を確認する機器

・モーター
・抵抗
・LED
・基板

という機器や部品の説明をした後に、ハンダ付けのやり方をお見せして
実際に試しにハンダ付けを行っていただきました。
火傷や有害ガスには十分注意しながら。

ハンダ付けが慣れてきたら、
簡単な電子回路でも作ってみたいなと思っています。

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