ほたてと 2020/04/21

昨日、思いっきりnoteに吐き出したせいか、随分落ち着いた。看取った事、やっぱりショックだったんだろうな。

少しずつ、整理をしている。今日は酸素室を返却した。あの巨大な装置とケージが無くなって、随分部屋が広く感じる。そして、なぜか、無性に寂しかった。ほたてがいなかった時の部屋に、徐々に戻りつつある。

ただ、今日は嬉しいサプライズがあって、ほたてがお世話になっていた病院から、お花が届いた。やっぱり、お花を飾ってあげられると、とても華やいでいい。私の女子力が足りないばかりに、お水とちゅーる、という無骨さでごめんな。よく考えたら、お花のサブスクもある時代。ほたてがいる時は怖くて飾れなかったけれど、今はあなたにあげたい。よし、申し込むか。

悲しいし、寂しいけれど、絶望してても前に進まなきゃいけないことを、この2ヶ月で知った。もっと、何も手につかなくなるんじゃないかと、思っていた。2ヶ月前の私なら、そうだったと思う。

ほたてを少しでも、いい状態にするのだ、という一心で食いしばってやってきたこと。これが、覚悟する時間をくれた、って、ことなんだな。つらいのに、長く頑張ってくれて、本当にありがとう。お陰で、乗り越えよう、って強く思えているよ。

未練はたくさんあるけれど、後悔は不思議と無い。やり過ぎたかな、と反省してるくらいあの子中心だったからなぁ。だから、今、穏やかでいられるのかもしれない。絶対に後悔したく無かったし、それで自分を責めることもしたくなかった。もっともっとやれることはあったかもしれないけれど、私という、凡人ができることはたかがしれてて、まぁ、その中では全力を尽くしたでしょう。だから、許せよ、ほたて。愛情だけはめっちゃくちゃあったからな。

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