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ほたてと 2020/02/28まで

愛猫が、白血病、及び胸部のリンパ腫と診断された。 経緯と、日々の様子を記録すると共に、飼い主の精神の乱れを落ち着かせる為に綴るもの。 三毛猫のほたて/メス/一歳7ヶ月 ———— 経緯 火曜から、カリカリを食べると30秒程度すると吐くようになった。ウエットは食べられていたので、固形物を噛めないことによる丸呑みが原因、つまり、歯の方に支障が出ていると判断していた。 1週間に1度くらいは吐く子であった為、あまり心配せず様子見していた。 しかしながら、その日から、固形物

    • ほたてと 2020/04/25

      癌の告知を受けてから8週間。あの子がいってしまってから1週間。 徐々に内容が、タイトルと乖離してきているので、この一連の投稿は、本日で最後に致します。見守って頂いた皆様に心から感謝申し上げます。 落ち着いたら、症状について、治療について、ターミナルケアについて、私が見知らぬ誰かの記事に助けて貰ったのと同じように、私がやれたことを残しておきたいと思う。 なんだか疲れがどっと出てしまい、いい締めの文章が浮かばず残念。なので、あの子の、元気だった頃の写真を載せて、締めとさせて

      • ほたてと 2020/04/24

        金曜日が来たよ、ほたちゃん。先週の今頃は、一緒にいたんだもんなぁ。 今日は病院へ2往復。父親を無事に入院させて来ました。何かの勘違いで、手術から退院まで3日、と思い込んでいたのが、3週間だったことがわかり、父が目に見えて落ち込んでいたのが、つらかった。それと同時に家族も、簡単な手術なのか?と少し安心していたものが、3週間という想定外の長さに、みんなそれぞれ動揺してしまった。手術が重すぎて回復に時間がかかる、というわけではなく、ただ安静を要するので、この期間なのだが。 寂し

        • ほたてと 2020/04/23

          父親が、持病の悪化から手術を受けることになり、明日入院、という今日。ずっと看病を続けていた母親が、発熱を訴え、早朝パニクって電話がかかってきた。 コロナだったらどうしよう、ということで、一刻も早く父親を私の家に移動させて欲しい、とのオーダーだったので(結果的にこの後昼には母の熱は下がった)慌ててタクシーを捕まえ実家に行き、父親の入院グッズを掴み、父親を連れて舞い戻る。 というはちゃめちゃな朝でした。 明日の入院手続きも私がいくことになったので、改めて手引きを確認して、荷

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        ほたてと 2020/02/28まで

          ほたてと 2020/04/22

          この日記も、そろそろお役御免にせねばな、と思いつつ。1日の中で自分の気持ちと向き合う時間をずっと持ち続けていたので、なんとなく続けてしまう。とはいえ、やっぱりどこかで区切りはつけないとな。 ほたてがいなくて、毎日こんなにつまらないのか、と思った。仕事が終わって、遊ぶ時間を設けてみても、別になんとも面白くない。四六時中べったりなわけでは無い私達だったし、私は私のことをしてる時間は前と変わらないのに、なんだか食べ物の味がしない、みたいな感じ。あの子を見かけては微笑んでいた時間も

          ほたてと 2020/04/22

          ほたてと 2020/04/21

          昨日、思いっきりnoteに吐き出したせいか、随分落ち着いた。看取った事、やっぱりショックだったんだろうな。 少しずつ、整理をしている。今日は酸素室を返却した。あの巨大な装置とケージが無くなって、随分部屋が広く感じる。そして、なぜか、無性に寂しかった。ほたてがいなかった時の部屋に、徐々に戻りつつある。 ただ、今日は嬉しいサプライズがあって、ほたてがお世話になっていた病院から、お花が届いた。やっぱり、お花を飾ってあげられると、とても華やいでいい。私の女子力が足りないばかりに、

          ほたてと 2020/04/21

          ほたてと 2020/04/20

          ずっと、深夜や早朝に目が覚めたり、という日々が続いていたけれど、今日は目覚ましがなる直前まで一度も目が覚めず、夢もみたか分からないほどぐっすり眠っていた。きっと疲れ切っていたのと、緊張が解けたのだと思う。あの日々が、終わったんだな、と実感し、同居人の存在感の大きさを、改めて思い知った。あの子の小さな足音1つが、とても恋しい。 昨日は、やるべきことをやらねば、という思いで、勢いで乗り切れた。きっと、次目が覚めてからの方が、つらいだろうな、という予感は当たっていて、寂しい、とい

          ほたてと 2020/04/20

          ほたてと 2020/04/19

          本日、13時頃、ほたては息を引き取りました。50日を越す闘病生活。今は、よく頑張った、ゆっくり休め、と、そればかりです。 そろそろ、寝たきりになることを覚悟しなければ、と思っていた矢先。早朝、嘔吐を繰り返してから、立てなくなり、そのまま意識を失い、覚醒と昏睡を繰り返した後、そのまま最期を迎えました。 今朝まで自力で歩きまわっていたことを考えると、本当に限界ギリギリまで、あの子は頑張って生きていたんだ、と思い、最期まで健気なやつめ…といじらしく思ってしまう。 空が本当に綺

          ほたてと 2020/04/19

          ほたてと 2020/04/18

          砂糖水を夜中のうちに飲み干していた。そのせいか、今日は比較的元気だったように思う。相変わらず食べられないが…。 目やに、鼻、口周りが、汚れて大変だったので、意を決して濡れタオルで拭かせてもらった。案の定ものすごく嫌がったが、嫌がり方が弱々しい。無理させたくなかったので、あまりに暴れるようならやめようと思ったが、少し抵抗したら、疲れたのかされるがままになってしまった。これはこれで、寂しい。わがままですまん。 ご飯を食べていない割に、水下痢は続いている。完全に腸液だけだろう。

          ほたてと 2020/04/18

          ほたてと 2020/04/17

          水も、なかなか上手に飲めなくなってきている。なんとか、朝晩二回、砂糖水を与えることはできた。 一応まだ、自力でトイレに行ったり、寝床を変えたりはできる。生命力の強さに驚くばかり。たまたまかもしれないが、昨日から比較的近くに寄ってくることが出てきた。 また、なんとかかんとか週末。明日も会えるよね。毎朝、姿を見つけるのが、怖い。

          ほたてと 2020/04/17

          ほたてと 2020/04/16

          何も食べられず。水もほとんど飲んでいない。 夜中、動くのが億劫だったのか、寝たまま漏らした形跡があった。動けなくなったか、と思ったが、数時間おきに寝床を変えてはいる。ただ、少し歩いては休み、を繰り返す。立ち上がる時に足が震える。寝たきりも、時間の問題だろう。 撫でると、背骨と、肋骨のごりごりした感じが伝わってくる。もう脂肪なんて残ってやしない。 私は、自分の体調不良で仕事に穴を開けまくり、何もかもに見放された気分。世の中みんな大変なのは同じなのに、どうして自分だけうまく

          ほたてと 2020/04/16

          ほたてと 2020/04/15

          本当に食べられなくなって2日。砂糖水を気持ち舐めたくらい。気休めにしかならない。食べたくないのならまだわかる。そうじゃなく、本人は、お腹が減っていて、ご飯が食べたくて、何度も催促してくる。これが、これまでで一番心をえぐる。 空腹のせいか、胃液だけを吐く。まだ出すものがあるのかと思うけれど、ひどい下痢もある。ずっと鼻水が出ていて、鼻の周りが真っ黒でガビガビになっている。お尻の周りは、飛び散った便で汚れていて常に匂いが取れない。 この生活中何度も思ったが、看取ることより、苦し

          ほたてと 2020/04/15

          ほたてと 2020/04/14

          いよいよ本格的に食べない。食欲がないわけじゃなく、しきりに催促はしてくる。ただ、あるだけ全て並べてみても、全て気持ち悪いのか食べようとしない。それでいて、私の欲しいものを出して?と掠れた声で一生懸命ねだってくる。健気で、不憫で、愛おしさと共に、また憎悪でいっぱいになる。 下痢も酷い。身体中あちこちに飛び散っていて、気づくたび拭いてはいるものの、匂いがとれることは無い。本人だって、本当に嫌だろうに。その匂いもまた、切なくさせる。 夜、Twitterで教えていただいた砂糖水を

          ほたてと 2020/04/14

          ほたてと 2020/04/13

          本格的に食べなくなってきてしまった。今日はかろうじて、ローソンのおやつと、スープ。 今朝、台所に立っていたら、後ろから足を突かれる感触。ほたてがやってきて、前足で、私のふくらはぎをてしてしとつついて、ご飯、ご飯と何度も鳴いて催促してきた。台所でせがまれるなんて久しぶりで嬉しくて、持っているものあるだけ全て試してみたけれど、どれも食べられない、と顔を背けるばかり。それでも、なんか食べたい、と何度も何度も掠れた声で鳴かれ、悔しくて仕方なかった。好きなものを食べるくらいの楽しみを

          ほたてと 2020/04/13

          ほたてと 2020/04/12

          下痢が酷く、トイレに入った瞬間、滝のような水様便が流れ出る。苦しいだろうに、なんとかトイレまでやって来て、きちんと用を足すのは、健気で、少しつらい。 しきりに、隠れた場所にいるのは、弱っている自覚があるからなんだろう。体もあちこち痛いのだろう、気持ち悪く、力も出ない。どんな体勢をとっても楽にはならず、もぞもぞとただ時が経つのを耐えている。 それなのに、ご飯を食べて、トイレに行き、生きる為に生きている。若いから、頑張れてしまう、と獣医さんに言われたが、その意味がようやくわか

          ほたてと 2020/04/12

          ほたてと 2020/04/11

          ほたて、いつもよりちゅーる一本ぶんくらい多く食べた。下しているが、便も出ている。日中、何するでも無くあれこれもぞもぞしているが、自分でも不愉快な体調をどうしていいか分からず戦っているんだろうな。 唯一ほたてが急に意思を見せ始めたのは、お風呂。お風呂を入れ始めるとどんなに遠くに居ても風呂場にやってきて水の音を聞いている。私が風呂に浸かっている間も動かないので、一旦そのままにしている。シャワー使う時に、よいしょと外に出すが、戻ってこようとする。今日なんか私が風呂から上がった時に

          ほたてと 2020/04/11