「劇場」(2020・日)
「劇場」のあらすじ小さな劇団の演出・脚本を手掛けている永田(山崎賢人)は、全く売れることなく、その日暮らしをしていた。ある熱い夏の日、茫洋としたまま渋谷の坂道をふらふら歩いていたとき、ふと、画廊に飾ってあった月と猿が描かれた抽象画を店の外から眺めていると、同じようにそれを見つめている女性(松岡美優)に出会った。何となくその後を追って、思わず「冷たいものを飲みませんか」声をかけたことがきっかけで、彼女と知り合いになった。彼女は沙希と名乗った。そして永田は、困ったときでも明るく笑