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挑戦の本当の難しさと対処

僕は、一生を通して
本気で自分の個性で生きていくと決めた
素晴らしい方々の味方でいようと
心に決めています。

この記事では、そういう方々の挑戦を
どう捉えどうサポートしようとしているか
想いのまま記したものになります。

深い覚悟と挑戦の心象風景

起業家だけでなく
専門家やフリーランサー、アーティスト
個人事業主として活躍する人たちも
一人一人が全く違う事情を抱えながら
深い覚悟に基づいて活動していることを
僕自身も挑戦を続ける者として
深く理解しています。

個性派の生き様として一番辛いのは
挑戦のバッターボックスに立ち続けること。

最初に覚悟を決めた時も大変だけれども
何年間も継続的に挑戦し続けることは
その何百倍も大変なことで、

孤独感や虚無感に悩んで苦しむ仲間と、
挑戦を諦めてしまう戦友たちを、
もう何百人とみては
悔しくて寂しい思いを繰り返してきました。

責任が生む現状維持欲求

多くの孤独感や虚無感は、
引き受けた責任の重さによって
蓄積していきます。

独立すると必然的に
自分で引き受けた責任が多くなりますから
気づいたらむしろ義務感が
独立前よりも前よりも大きくなっている。

何も現実を知らなかった頃と比べると
責任を拡大することの辛さで
日に日に苦痛を募って行きます。

ところが我々は
元々「自由のために独立した」わけであり
周りにワガママを言って今に至るわけで

逃げ場がなさすぎて
結果、チャレンジ意欲が無意識に下がります。

その結果、無意識的に
「現状維持でいいや」
って思うようになってしまう。

そうすると実際より辛くなるのが真実。
思ったよりも全然自由がなく、
責任感・義務感がジリジリと増していき
これ以上ワガママの言いづらい環境になり
心がどんどん蝕まれていく。

振り返りをすることさえ怖く
完全な思考停止状態に
陥ることさえあります。

慰めではなく根本解決

こうやって、せっかくの美しい志が
義務感の嵐の中に消えていく。

それは何とかして止めなければならない。
その時に僕がコミットすべきなのは
慰めではなく構造の根本解決です。

挑戦のバッターボックスに立ち続けるのを
全力でサポートできないのであれば
「味方でいよう」などと
軽々しくいうべきでないからです。

ところが実際、現状維持欲求の解決は
非常に厄介な問題です。

というのも「現状維持を望む気持ち」は
我々の体温を36度に保つ、といったような
恒常性維持機能(ホメオスタシス)の
延長線上にある、最も本能に近い
無意識の生体反応の1つです。

我々の現状維持欲求に反発すると、
ストレスを溜めこみ
ひどい事になるだけでなく、
結果的にはほぼ100%の再現性で
現状維持マインドに戻ってきます。

だから、現状が苦しいからといって
「現状を打破したい」と思っても
より酷くなる一方です。

シリコンバレーでは
現状維持を否定する意味で

Get out of the comfort zone
(コンフォートゾーンから抜け出せ)

と言ったりしますが、実は僕らの
本能レベルで脳が本気で拒否します。

だから苦しんでいる我々に対して、
周囲が挑戦を煽ったり、
例えば投資家として起業家に
「もっと志を高めよ」と要求するのも
上手くいく人もいるかもしれないけど

基本的には「潰す」可能性の方が高い。

投資家にとっては
「そのレベルの起業家であった」
と思えばいいかもしれないが、
そういう冷たい見捨て方を
絶対すべきではないというのが
僕の立場です。

「現状」の認知自体を変革する

従ってこのリアリティを十分熟知した上で
自然と挑戦を促すのが
プロフェッショナルのコーチとしての
僕のコミットメントです。

現状を打破するのではなく
現状に対する認知の在り方を自然に変え、
挑戦している自分自身のことが
好きで仕方ないというような精神状態を
きちっとサポートします。

ここの種明かしをすると、
我々の無意識レベルの脳が
過去・現在・未来を区別しないことを利用し
自分自身の未来への絶対的な
確信を得る事により成し得ます。

言い方を変えると
現実歪曲フィールドのようなものです。

現実歪曲フィールドとは
話し手が余りに深く確信しているため
普通は不可能だと感じることでも
聴衆がその世界観に引き込まれ
感動させてしまうような
プレゼンテーションです。

故スティーブ・ジョブズの
プレゼンテーションが、その典型例です。

実際にやろうとすると非常に難しい。
というのも僕らの脳は冷静なので、

「これは妄想であって現実ではない」

という判断からどうしても抜け出せずに
未来への確信に至ることが困難になります

これを打破し、自然に未来図を
現実と錯覚するような
心理的シナリオが必要となってきます。

僕のとるコーチングの手法は、
認知科学に基づいて
脳の機能の在り方に忠実になることで
未来への確信を理知的にデザインします。

義務感の押し付け、無責任なアドバイス等
どんどん心が蝕まれていく挑戦者にとって

人生が変わるほど深いレベルで
全ての事象がポジティブに変わる瞬間を
出来るだけ多くの人に届けたい。

これがコーチとしての僕の想いです。

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