茶
北京に住んでいた時にはひどい目にあったこともありましたが
いいこともたくさんあったのです(遠い目)。特に楽しみだったのは中国のお茶。
八大銘茶
・龙井 lonjing(浙江 zhejiang)緑茶
・碧螺春 biluochun (江苏 jiangsu)緑茶
・白毫银针 baihaoyinzhen (福建 fujian)白茶(弱発酵)
・武夷岩 wuyiyan (福建 fujian)青茶(半発酵)
・铁观音 tieguanyin (福建 fujian)青茶
・乌龙 wulong (福建 fujian)青茶
・普洱 puer (云南 yunnan)黒茶(後発酵)
・祁门 qimen (安徽 anhui)紅茶(発酵)→おぉキーマンて中国語だったのか!と思った記憶あり
どれも個性的でどれも甲乙つけ難し。発酵度の違いや生茶・熟茶と大まかに分けられることもあり
日本人だと飲みやすいと思うのは生茶、お茶沼にハマっていくと普洱 puer 黒茶(熟茶)の奥深さに引き込まれていきます。キーマンはダージリンと並ぶ世界有数の紅茶で、初めてキーマンを飲んだ時、美しい色、その香りの豊かさに虜になりました。こんなに美味しい紅茶やお茶が中国にあるから、イギリスもアヘン戦争しちゃうよね . . .
茶つぼ
中国の宜興 (Yixing)地域からとれる紫色の土から作られる茶壷ティーポットが中でも最上級と言われているらしく、形は一般的には丸が多いですが、
宜興の紫色の茶つぼが有名・高価なのはPermiability=透過性に優れているからなのだそうです。お茶を淹れる際にこのティーポットの中のお茶葉の香りや味がポットそのものに浸透して、養壺=つぼを養う、と言われる現象が起こります。何回も何回も使うたびにポットそのものに香りが移り、より香り高いお茶を淹れることができるようになるのだそうです。なので、購入する際も店員さんは蓋を取り、「さあ、中の香りをかいでください」と鼻先に差し出さして来るのです。確かに甘い草の香りを感じることができました。
中国の茶道
北京にも昔ながらの茶室があり、茶道(多分、温度調整を完璧にするための手順)を披露してくれました。杭州 (Hangzhou)に行った時に、ちょっと観光客向けではありますが、パフォーマンスと一体化した茶道はこんな感じです
ちなみにスコットランドでは. . . 職場のティータイムは10時と3時。熱々のお湯を沸かして、大きめのマグカップにティーバッグ(決してtea leafではありません!)をいれ、半分くらい熱湯を注ぎ4〜5分放置、濃く抽出しているのにも関わらずティースプーンの裏側でティーバッグをさらにぎゅぎゅっとしぼってさらに濃くし、そこに冷たい牛乳を大量に注いでぬるくなったミルクティーを飲む。こういう感じのティーバッグにミルクティー。
ガッカリしないでください。ちゃんとイングリッシュティー(アフタヌーンティー)ができるところもたくさんあります。そういうところはちゃんとtea Leaf から淹れてくれることは間違いなし。亡きクイーンの愛したキュウリのサンドイッチ(薄く切ったきゅうり、バター、薄いサンドイッチパン)も。
私的には中国茶はいつまでもイングリッシュティーよりも本物で、奥が深く、格付けランク上位 中国茶>>イングリッシュティー、で居続けております。