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結婚する人の選び方 (第2弾 書き直し)
Quoraというyahoo知恵袋みたいなサイトがあり、そこに載っていたものです。女の立場から結婚する男に求める基準表。ここでのポイントは求める基準が、結婚前と後ではちょっと違っているところ。
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さて、今度は逆に、男の立場から結婚する女の基準はと言えば、
度肝を抜かれたのが世界さんの18禁エントリー。
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しかし、ウルトラスーパーデラックスの表現がウケますね
この二つの例を見ると、条件が10個もある女性の立場、そして、条件はある意味1つという男性の立場、この極端さ!面白いですよね。
ここで私の昔のエントリを再投稿して蒸し返します。
世の中の一般的な解釈では、
結婚相談所で成婚した6,984名のデータで分かった結婚できる人の特徴|あなたは結婚できる? 残念ながら結婚相談所で成婚できるかどうかはプロフィールに掲載されるステータスで決まると言っても過言ではありません。
条件が良ければ良いほど、結婚が成立するということになります。
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まあ上記の女性のQuora返答のように、10個も条件があったら点数を100点満点でつけて、結局のところこういうことか
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こういう、条件で結婚する人を選ぼうとするやり方は、私はこれは2次元レベルの争いであり、そのためにどれだけ婚活しても、なかなか ’ふさわしい’ 人には辿り着かないのではないかと思っていると書きました。なぜなら、世界は広し、同じ土俵にもっとかっこよくてセクシーな人がいたりするからです。「何かの機会に恵まれれば」二股になってしまうのも当然です。点数で選ぶのであれば80点と85点の間で悩むのでしょうか?何点で合格不合格を決めるのか迷ってしまうのも当然です。
私は結婚する(のにふさわしい)人、というのはそういう2次元の基準や条件には全く当てはまらない自分にとって特別なものを持っている人を発見することなのではとずっと思っています。
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その発見は、ズバリ、言葉では(条件では)うまく表現できないことなのです。
言葉ではうまく表現できないので、あえて例えるのならば
フィーリングが合う
しっくりする
惹かれる
一緒にいると楽しい
よく眠れる
安心する
懐かしい
などと言ったぼんやりとしたかなり包括的な認識。
手を繋いだら自分の手の細胞が安心して、心地よくて、喜んでくれるような感覚です。その人の声がいつまでも記憶に残ったり、すぐ聞き分けられたりします。その人の隣ではぐっすり眠れる、ような場合もあるでしょう。まさに、これは条件だけでは説明できない細胞の感覚と私は呼んでいます。ソウルメイトという言葉がありますが、まさにソウル=魂、が発見してくれる人のことだと思います。理想的とか万人に祝福されるとかとは全くほど遠いのですが、自分にしかわからないというところがポイントです。
夢野久作のドグラマグラのなかで説明されていましたが、脳というのは考える場所ではなく、電話交換手の集まったところ、すなわち情報を集めて連結する場所で、
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最終的に人が何かを意思決定するという行動は脳が決めるというよりも体全体の細胞の意思が集まり、決定したという形をとる(のが良い)、と書いてありました。魂=脳ではなく、魂は体のいろんな細胞の意思が集まってできた形を持たない総合感覚なのです。
けれども、なかなか(そういう言葉では説明できない)細胞感覚についてもっと注意を払うということができないでいるのではないでしょうか。年収がたかい/低い、両親が勧めている/反対している、歳上/年下/バツイチ/子持ち、身長が、などなどの決めた・決められた軸の上で判断するということに慣れてしまって、実際に会った時に細胞が感じるその人への言葉では言い表せない特別な思い、その別次元の感覚を信頼することができないでいると悲劇です。
そして、セックスについて言えば、セックスの相性はセックスしてみなければわからないという男の言い分をあえて否定します。
目と目が合った時、指と指が触れた時、1m以内に近づいた時の香り、電話の声、書かれた文字、などなど全てのそういった一つ一つがセックスの相性をすでに教えてくれています。目を見つめて興奮しなければ、手を繋いで甘い味がしなければ、絶対にセックスなんてできないからです。目の視覚細胞から入った情報、耳の聴覚細胞から入った情報、手の感覚細胞や温度を感じる表皮細胞から入った情報、これが脳に全部届いて、セックスしなくてもイエスかノーかと総合判断して教えてくれます。ウルトラスーパーデラックスなセックスになるかどうかは、する前にすでにわかってると言っても過言ではない、とか、どうでしょう。
どんなにイケメンで言葉巧みに言い寄られてもなんか信頼できない感、逃げたいような感じのする人もいるし、会って間もないのにずっと一緒にいたくなる人もいるし、そういう「何となく」の判断が本物であり、どうして今の人をパートナーとして選んだのか、と聞かれた時に、簡単に言葉で言い表せるような「条件」で答えることができないのが真実なのです。
そしてそういう自分にとっての特別な人と出会えたなら、その特別な人が、電車で向かいに座るミニスカートのパンチラを注視していたり、あの人スタイルいいよね、あの人美人だよね、みたいなコメントしたりしても、全く嫉妬する必要がなくなります。だって、戦っている土俵が違うから。雲の上から下界を見ているような気分でいればいいのです。
私の夫は上記の条件的に言えば、歳の差(23歳)、外国人、バツイチ、定職なし、などなど悪条件の40-50点がいいところ。価値観なんて、違いすぎるところからのスタート、違って当たり前。夫との結婚には父は怒って反対し、母は陰で泣いて悲しみ、兄の義母まで呆れて口出し、と決してQuoraの賢い女子に言わせれば結婚に相応しい相手ではないのですが、こればかりは、反論のしようがない、私にしかわからない良さがあったとしかいいようがないのです。
婚活でこんな訳のわからない幸せな結婚がもっと増えてくれますように . . .。
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