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👩👦お子さんの自律神経、正常に働いていますか?

みなさんこんにちは、日本幼児食協会の小出です。
子どもにとっても大切な自律神経。近年、自律神経が正常に働かないお子さんが増えてきています。

「子どもの自律神経」と聞いて、ピンとこない方も多いかもしれません。自律神経は生きていくうえで無くてはならないものです。

心臓が休みなく血液を送り出したり、胃や腸が食べ物を消化できるのも自律神経が働いているから。意識しなくても、あらゆる場面で体が自然に反応してくれるのは自律神経が整っているからなのです。

幼児期の子どもの自律神経が乱れてしまう原因はいくつかあります。睡眠障害、食事の内容、肥満、疲労、運動不足、ネット依存など、食事の内容と生活の乱れによる影響が考えられます。

立ち眩みやめまい、体が動かない、朝なかなか起きられない、だるさを感じるなど、お子さんによっても症状はさまざまです。少しでも思い当たる場合はお子さんの自律神経が乱れている可能性があります。

近年の子ども達は、昔と比べて忙しいためストレスを抱えやすく、体に症状が出てしまうことがあります。

睡眠に関しても日本は17か国中最下位で、日本の子ども達は睡眠負債に陥っています。

1歳から2歳は11時間、3歳から5歳は10時間、6歳から12歳は9時間の睡眠時間が推奨されています。

また、寝る1時間前には部屋を薄明かりにするなどして自律神経を整えていくことが大切です。

まず大切なことは、早寝早起きと朝ごはんです。当たり前のように感じるかもしれませんが、これが“基本”でとても大切なのです。

特に朝食はたくさん食べさせてあげてください。

朝食におすすめの食材は卵、大豆、乳製品などです。したがって、朝食に白米、みそ汁、卵焼き、牛乳はとても良い組み合わせだと言えますね。

たんぱく質が豊富で集中力のアップにつながる食材です。

朝は6時から7時には起こして腸内環境を働かせるようにしましょう。夜は9時頃に就寝すると幼児期のお子さんの生活リズムや自律神経が整いやすく、健康な体づくりができてきます。

私自身も、「子どもが寝ている時間に家事ができるからもっと寝かせておこう」なんて考えていたことがありました。頭では分かっているんですけどね。

大人の生活リズムに合わせるのではなく、お子さんの生活リズムを考えられると良いでしょう。とは言っても、すべて完璧に…と力を入れてしまうと長続きしませんので、できることから1つずつ意識していきましょう。

子ども達も習い事などで忙しい日々を送り、毎日を一生懸命生きています。健康的な体をつくり、1日1日を元気に過ごせるよう見守っていきましょうね。

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