中東や南半球の感染拡大が止まらなくなってきた件
日本では、今週全国的に緊急事態宣言も解除され、いったん小康状態になったとみられる新型コロナウィルスですが、世界ではまだまだ感染拡大が続いています。
アメリカやヨーロッパの国々のことばかりを気にしていましたが、致死率が低いといわれていた発展途上国での感染拡大がここにきて止まらなくなっているようです。
ブラジルがアメリカに次ぎ感染者数が世界で2番目に多い国になっていることはよく報道されていることですが、南米のそのほかの国も新規感染者数の指数増加的な傾向が止まらなくなってきているようです。
Google のコロナウィルスマップのグラフのグラフといくつか張り付けてみます。
これは、南米だけではなく南アフリカもそういう傾向で推移しています。
これから冬の時期に入る南半球に限らず、赤道にほど近い国々、メキシコ、コロンビア、インド、パキスタン、インドネシア、エジプト などもこれに近い状況になってきています。
これまでは、発展途上国は感染率や死亡率が低いのではといわれてきていましたが、実際には先進国との交流が少なめで、まだ侵入してきていなかっただけかもしれないですね。
このペースが止まらないようだと、発展途上国のほうが多くの犠牲を払いながらも集団免疫を今年中に獲得してしまい、先進国のほうがコロナの終息の後進国というような皮肉な事態になるのかもしれません。
コロナでろくに仕事もできないので、暇つぶしに数理モデルで今回のコロナウィルスの動向を分析しています。