リカバリーについて
どうも!火曜日担当の森宜裕です。
理学療法士という資格をもち、走りの学校講師の中で身体博士として活動しています。
本日はリカバリーについてです。
このnoteをお読みの方の中には、走りの学校の宿題やトレーニングに取り組み、身体のプラスの変化を感じている人も多いかと思います。
しかしながら、トレーニングを継続していくと、疲労やケガ、スランプといったマイナスの変化を感じてしまう人もいるかもしれません。
練習の強度や難易度が上がるにつれて、リカバリーや総合的な体力要素も日々のトレーニングに影響を及ぼしてきますので、僕なりの考え方をお伝えしたいと思います。
リカバリーの分類
リカバリーには大きく分けて以下の二つがあります。
・直後に動ける状態
・その後睡眠など運動する必要がない状態
リカバリーを行う際はこの二つについて分類しなければなりません。
例えば後者の場合、持続的なストレッチも適応ですが、前者の場合それをやってしまうとパフォーマンスは低下します。
1日の中に何回も試合がある。
テニスのような静と動の繰り返し。
このような際に意味する「リカバリー」は直後に動ける状態を作ること、です。動ける状態を保つ、動きを回復する、というのが目的になります。
また、疲労や回復という現象は、筋肉単体で起こっているのではなく、身体や動きを構成する要素が階層的に影響し合いながら起こっています。
リカバリーで意識する範囲
身体が疲労する、回復するというとどうしても「筋肉」に意識が向きますが、体の各部が綿密に連携していますので、筋肉のみへのアプローチでは限界があります。
僕が考えているのは(それぞれを細かく語りだすといっぱいになるのざっくりですが)
・脳
・眼球
・呼吸、内臓
・関節
・筋、筋膜、皮膚
を総合的に評価をしながらメニューを考えていきます。
これらを普段からもコンディショニングの要素として含めることができるようになってくると、脳疲労が起こりにくく、血流が改善し、身体の水分量も適切に配分されるようになってリカバリー能力そのものが高まります。
「リカバリーをする」という考え方から、「リカバリー能力を高める」ということを意識して日々のコンディショニングをしていくことが大切かと考えています。
今回は抽象的に考え方をお伝えさせていただきましたが、具体的なメニューなども今後配信していきたいと思います!
それでは!
走りの学校 講師 森宜裕
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