どうなりたいかと今ある現状でアップの内容は決まる
どうも!火曜日担当の森宜裕です!
理学療法士という資格をもち、走りの学校講師の中で身体博士として活動しています。
僕は、他に日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーという資格を持っています。
これは、スポーツチームの現場でウォーミングアップやテーピング、ケガの応急処置を行うスポーツトレーナーとしてのライセンスです。
ですから、普段は、ホッケー、サッカー、ラグビー、ラクロス、テニスなどなど。様々なスポーツチームでトレーナー活動をしています。
その中で、「ウォーミングアップ」に関わる機会が非常に多いです。
現場に行くと、監督やコーチから「15分でアップお願いします」
と急にふられることも少なくありません。
さて、
少し前にもウォーミングアップに触れた記事を書かせていただきました。
「身体の準備について」
今回は、さらに掘り下げていきます。
どうなりたいかと今どうなっているのかに注目
トレーニングやコンディショニング方法と聞くと、
「何をするのか」
にフォーカスされやすいです。
しかし、僕が一番考えているのは、「どうなりたいのか」を明確にすることと、
「今どうなっているのか」をしっかりと把握することです。
「どうなりたいのか」とは、アップ完了後に身体がどのような状態になっていて欲しいのかということです。
それぞれの関節の動きはどれぐらい確保されているのか。
今から行う練習の筋力の発揮はどれくらいなのか。
心拍数や体温、筋温はどうなのか。
精神状態はどうなっているのが望ましいのか。
トレーナーはこれらを客観的に指標としてもっておきます。
選手はアップ後の最高の状態を主観的に記憶しておくのもいいかもしれません。
「今どうなっているのか」とは現状の把握です。
体の重さはどうなのか。
体の動かしやすさはどうか。
温まり具合はどうか。
練習に向かうメンタルはどうなっているのか。
これらを、最初に必ずチェックする項目を作ります。
簡単な足上げやしゃがみこみなど、毎日のルーティーンチェック項目を作り自分の現在地を探る作業を始めに行うのです。
この2つが明確になってようやく、
「これから何をするのか」
が決まります。
毎回同じメニューでアップを行うのではなく、
毎回アップを行った後の状態が同じ。
を目指してみましょう!
それでは!
走りの学校 講師 森宜裕
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