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トレーニングの原理

どうも!火曜日担当の森宜裕です!

理学療法士という資格をもち、走りの学校講師の中で身体博士として活動しています。

コンディショニングをお伝えするときには、ストレッチのやり方やトレーニング方法などを聞かれることが多く、それは具体的な内容として丁寧に指導をしていきます。

ただ、方法論をお伝えすることだけが僕たちトレーナーと呼ばれる職業の仕事か、と言われるとそうではないと思っています。

僕たちがお伝えするのは、具体的なやり方だけではなく、

そのストレッチをなぜしているのか。
どういった理論で組み立てているのか。
どのように取り組みを続ければ良いのか。

など。

こういったことも指導させていただくことにより、
選手自身が、今よりもっとコンディショニングについての意識を高めることができます。
自発的に身体と精神の準備を行い続けられるような習慣を身につけてもらえるようにしています。


さて、そこで本日はトレーニングの原理について。


原理とは、

多くの物事を成り立たせる、根本的な法則(規則)。認識や行為の根本をなす理論。」

とあります。


つまり、「そこを外したらパフォーマンスは向上しませんよ!」というめっちゃ大事なやつです。

トレーニングの原理は筋力トレーニングの指導場面において、よく耳にするのですが、ストレッチなどのコンディショニングにも十分当てはまります。


トレーニングの3原理

トレーニングの原理は3つあるので、それぞれ説明していきます。

【1.過負荷の原理】

「できること繰り返してても、意味ないですよ〜」

日常生活以上の負荷をカラダに与えなければ、トレーニングの効果は現れません。
これを「過負荷の原理(オーバーロード)」といいます。また、トレーニングをしていてもいつも同じ負荷では、カラダが刺激になれてしまうため効果が現れにくくなります。

これは、ストレッチなどではできていない方が多いのではないでしょうか?

自分の得意な種目を、自分の伸ばせる範囲だけで伸ばしてなんとなくストレッチをしている。
そんな経験を持つ人も多くいらっしゃるかと思います。

自分の持っていない能力をゲットするためには、チャレンジしていきましょう!

【2.可逆性の原理】

「サボると元に戻りますよ〜」

トレーニングを行って高めた体力や筋量も、トレーニングを止めてしまえば元のレベルに戻ってしまうでしょう。これを「可逆性の原理」といいます。
走りの学校からの宿題やコンディショニング方法を、知ったときに実践してなんとなく効果を感じても、トレーニングを継続していくことが本当に大切です。

情報にあふれている時代なので、トレーニングやストレッチ方法そのものをすでに知っていらっしゃる方は多いです。
ただ、効果が出るのは、実践し続けた先のみです。

【3.特異性の原理】

「速く走りたかったら、速く走る練習しいや〜」

トレーニングの効果は行った種目に依存します。
当たり前っちゃ当たり前なんですが、高めたいパフォーマンスがあればそれに見合った種目のトレーニングを行うことが必要です。
これを「特異性の原理」といいます。

なので、速く走りたいのであれば、「長く走る」や「力を入れて走る」ではなく、
「速く走る」ためのトレーニング種目で鍛錬をすることが必要です。

その違いや方法については、本家「走りの学校」の授業をしっかりと取り組んでください。

僕のコンディショニングでは、この「速く走る」に特化したコンディショニングプログラムをお伝えしていきます!


というわけで、今回はトレーニングの原理のお話でした!

それでは!

走りの学校 講師 森宜裕

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