HSPやINFJは「心の形の捉え方」を意識することで、今より生きやすくなる
姿見があれば、全身を映せる。手鏡があれば、顔を映せる。しかし人の心だけは、なかなか映し出すことができない。
自分の心を可視化できれば、自分という生き物への理解が深まる。
心は表情、行動、対人関係などからある程度、読み解くことができる。
心の形を知りたければ、自分に噓をつかないことだ。
自分自身に噓をつく癖がついてしまうと、心の形は捉えづらくなる。
「外向的で明るい人間に価値がある」という考えが今も一部で信じられているが、外向的、内向的も心の形の一種に過ぎない。
そこに本質的な優劣はない。
「私の内向的なところは、大きな欠点……」と肩身の狭い思いをされているあなたに「そんなことは絶対ないので、ご安心いただきたい」という言葉を送りたい。
内向性が、劣等的な特性のわけがない。
心の形は、千差万別であなた固有のものだ。
さてあなたは、ご自身の心をどのように捉えているだろうか。
もしそこにネガティブな解釈が入っていたら、心の捉え方に歪みが生じる。
鏡に映し出された自分を「こういう形状をしているんだ」と客観的に捉えるように、心も捉えよう。
それができるようになれば「私はこういうことが得意、こういうことが苦手」「私はこういう状況で、このように心が動く」「私はこういう対象を避けた方がいい」と、あなたらしい動き方ができるようになる。
形を正確に掴めれば、強みの活かし方がわかる。
長身の人がバスケやバレーの競技で有利なのと同じように、心の形に応じた生き方が各々あるものなのだ。
自己理解とは、自分の心の形を把握することに他ならない。
一朝一夕にはいかないが、行動や感じ方の記録を根気強くつけることで、きっとあなたも心の形の把握できるようになるだろう。