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世界との断絶を感じたときは、まず「自分とつながる」を意識しよう

人が心のバランスを崩すのは、外界との断絶を感じたときだ。

外界が「境界線を超えて内側へ入ってきている」という状態もつらいが「外界と少しもつながりを持てていない」と感じるのもまたつらいものである。

人間は、つながりを通じて安心を抱くように設計されている。

孤立無援の状態が続けば、バランスがおかしくなって当然だ。

もしあなたが「つながりを覚えられず寂しい」と感じたときは、まず今のあなたとつながろう。

すっと目を閉じ、どちらかの手をあなたの胸元に当てて集中する。

心音や温もりを感じれば「ああ、今、自分は確かに生きている」という感覚が持てる。ゆったりと息を吐き呼吸を整える。早まった鼓動を落ち着けるのだ。

あなたは今、確かにそこへ存在し息づいている。

不安が高まると、その事実に気づけなくなることがある。

あなたがそこにいるから、自分とつながれる。

実はそれだけで大きな意味がある。

自分としっかりつながれる人は、他者ともつながれる。

つながりたいときにつながれて、つながりたくないときはひとりを楽しむ。

それが本来の自立かもしれない。

「誰ともつながれていない」と思ったときは、まず自分とつながる。

それさえ覚えておけば、何の心配もいらない。

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