【INFJのダークサイド】一方的な営業トークを聴かされた際、頑固な一面が出て勝手に悲しみを覚える理由
初めにお伝えしておくが、今回記す内容は少し愚痴っぽいかもしれない。
まあ率直に言うなら、嘆きである。
さて先日、スマホの機種変と乗り換えであるお店へ行った。
店員さんにプラン内容を話してもらったのだが、担当した男性が「お客様の場合Aというプラン、Bというプランがございますので、こちらふたつのプランについてご説明いたします」と雄弁である。
相槌を打ちながら聴いていたのだが「こっちのプランを進めたくて、その前に伏線としてこの話をしているんだな」とすぐにわかった。
面倒な客だと思われたくないので、こういうときは大人しくしていることが多いのだが、思わずこちらのスイッチが入ってしまうことがある。
このときもそうだった。
僕のスイッチが入るときは
・相手が心理誘導をしようとしている(そして、その誘導に気づかれていることを理解していない)
・相手が自分の言葉に酔っていて、こちらの心の動きが見えていない
・お店に「こういう風に接客しなさい」と言われたことを疑わずに、自分の言葉ではなく情報としてそのまま伝えている
などが多い。
営業で、人の気持ちを考えない人間から誘導尋問された際に悲しい気持ちになり「またこの無為なやりとりに付き合うのか」と、げんなりするのだ。
INFJはダークサイドの面を持つ、闇が深い、ややこしい、面倒な面があると言われるが、それは自分でもわかる。
気づけば僕は、その店員の男性の言葉をさえぎり「あなたは目の前にいる人間がどのような気持ちになっているかを想像しながら、話されていますか?」と質問していた。
あまり耳にしない角度の言葉だったのか、彼はぴたりと黙り一瞬フリーズしてしまった。しかし、真意は伝わらなかったようだ。
そのあと彼は「失礼しました」と頭を下げて、また「お客様のために、よりプランを具体的にご説明いたしますと」と同じようにペラペラ話し続けているので「ああ、これはもう伝わらないタイプの人だな」と思った。
さすがに自重したが「あなたはなぜ今の仕事につこうと思って、毎日どのような思いを乗せて、目の前の相手と話しているんですか?」「相手の心理的な背景を想像して、対話しようと思わないのですか?」と少し尋ねたくなった。ただし、ここまでいくと僕の価値観の押しつけになるので、もちろん口をつぐんだ。
これだけ色々なマニュアルやフォーマットが行き渡っている時代に問われるのは、人間性や人柄である。
そこに気づかずに相手を無意識に「物化」してしまっている人が一部いる。
「契約さえ取れればいい。こういう風に話しておけばいいだろう」とペラペラ心無い話をしている人と接する度に、悲しい思いに捉われる。
これはもう接客に限らず全ての人間関係において言えるのだが、相手を雑に扱う人は幸せになれない。
下手くそなクロージングを仕掛けられ「こうすれば、あなたは落ちるんでしょ?」とドヤ顔されたときなどは非常に辛い。悲しい。
自分が馬鹿正直なだけに「こういうとき、どういう顔をすればいいか?」と困ってしまう。
たいていは苦笑いしている。
頑固すぎる一面がある僕は「彼とは契約したくないな」という思い「わかりました。もう少し考えてみます」と伝えて、店を出た。
同じプランを話す人でも、不器用でもいいので率直に語ってくれる人の方が僕は好きだ。思えばいつもそういう店員さんを選んでいる。
こういうこだわりが、自身の面倒なところだとわかっているのだが、変えるつもりもない。やはり頑固なのだろう。
結局のところ「人の心の動きを掴むのが苦手な人」「自分以外の人間に関心がないのだが、自身のその傾向を自覚していない人」と接すると、いつも悲しい思いに包まれている記憶がある。
コミュニケーションは、相手の話に耳を傾けるところから始まる。
そこをおざなりにして、相手を見ずに一方的に話す人が昔も今も苦手だ。
人の心に無関心な人間が、ずっと苦手だ。
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