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HSPやINFJが「被害者ポジションにいる自分」を客観アングルの別カメラに映した瞬間から、多くの気づきを得られる理由
苦しいときほど、人は主観的になる。
「なんで自分だけこんな目に合うんだ」と他者を羨むような発言が出るとき、その人はたいてい自己憐憫で苦しんでいる。
僕が人間関係で苦しみ続けた30代の頃、被害者意識の塊だった。
泣きごとが多く他責思考で、自分より力のある人間と対峙すると、すぐに被害者ポジションへ自分を位置づけた。
被害者ポジションは、自分の苦しみを相手のせいにできる。しかしそれゆえ、ずっとそのポジションを選び続けると心理的な成長は一切ない。
僕は「なぜ自分はどこへ行っても、嫌いな人に遭遇するのか?」と悩み苦しんだ。
そして、自分の人間のパターンに気づく。僕の場合、悪しきパターンとは「対立軸を作り自分を被害者ポジションに置いて、相手を恨む」ということだった。
自分のパターンを知るには、メタ認知能力が必要である。
メタ認知は、客観アングルのロングショットカメラのようなものだ。
被害者ポジションのカメラをズームアップでみると何が映るのか?
加害者認定した人が、憎々しげにこちらを向いている。
しかし客観アングルの別カメラを据えると、加害者、被害者の関係が見えてくる。
加害者と位置付けている人の主観カメラに切り替えると、その人が実は「自分のことを被害者だと感じている」といったことも往々にしてあるだろう。
もしあなたが「自分はいつも被害者になる」と苦しみを抱えているのなら、あなたが陥りやすいパターンを自己分析することだ。
出来事や関係性を紙に書き出すことで、主観的な自分を客観視しやすくなる。
人生における大切な気づきは、客観アングルで自分をシビアな目線で見ないと得られない。
あなたを捉えるカメラの数を増やす。同じアングルではなく、様々なアングルであなたを認識する別のカメラを。
それができれば多くの気づきを得られて、すんなり変容できる。
変容できる柔らかさを持つ人は、何歳になっても成長を遂げられる若々しい人にちがいない。
こういった人は多くのカメラで自分を捉えられるため、内省もできれば関係性の改善も自在にはかれるし、自分の意思で離れたい人とは離れ、付き合いたい人と繋がれる。