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「自分語りはNG」という風潮に物申す

以前の仕事仲間と、久々にリモートで話す機会があった。

一回り以上は年齢が離れており、僕より若い彼。

共感能力が高く優しい人間だ。

彼と話している最中に、度々耳にする言葉があった。

それは「自分語りになってしまい、すみません」「ここからは、自分語りになってしまうのですが」

彼は自分のことを話すことに対して、かなり恐縮していた。

僕が「あなたのことが知りたくて話しているので、むしろ語ってもらえると嬉しいです」と伝えると、ようやく安心して近況報告を語ってくれた。

「自分のことばかり語るのはダメ」という風潮は、センシティブな人ほど気にしやすいのかもしれない。

僕は信頼関係が築かれている相手に対しての自分語りは、むしろしていった方がいいというスタンス。

お互いに語り合った方が、相互に理解が深まるからだ。

「自分語りはやめてほしい」と感じる人ほど配慮のかけらもなくて、「もっとしゃべってくれていいのに」と思える優しい人の方が気にしているので、なんだかなあと思った。

人間は、誰でも自分の話をしたい生き物だ。

お互いに大いに語りあって「あなたって、そういう一面があったんですね」という発見をたくさんできた方が、きっと楽しいだろう。

僕は自分が関心を寄せている人の、自分語りに対して積極的に耳を傾けたい。

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