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苦手な人間の多いあなたへ「自分の『好き嫌い』を受容するとコミュニケーションが一気に楽になる理由」

長らく自分の好き嫌いの激しさに苦しんできた。

僕は苦手な人とは同じ空間に1秒一緒にいるのも嫌だ。

しかし同時に「相手は悪い人じゃないし、悪気もない。一方的に嫌うのは失礼じゃないか?」と、ささやく自分もいる。

この葛藤は、なかなか辛い。

嫌いや苦手を押し殺して相手と接するのは、自縄自縛の状態でコミュニケーションをとるのと同じ。

ぎくしゃくする。

仲良くなった人が「紹介したい」といって、会った人がとても苦手なパターンもある。

「人間関係を絞ろう」と決めた。

大勢で付き合うのをやめて、極力1対1で付き合える関係だけを残した。

そのあたりをまとめたのが、こちらの著書▼

しかしときに苦手な相手とも付き合わなければならない。

そこで心がけたのが「相手に対して苦手と思う自分を責めないでおこう」ということだった。

これまでの僕は「苦手と思っちゃいけない」「苦手なのをさとられちゃいけない」と自分を責めてばかりいたのだ。

今では苦手な人間関係を昔よりもかなり減らせたように思う。

ただし、それでは「この人、合わないなあ」という人と接する機会が一年に数回ある。

そんなときは、必要最低限のやりとりのみにとどめた。短く切り上げる。

苦手や嫌いは必ず相手に伝わるので、コミュニケーションの頻度を減らし事務的なことしか言わない。

システマティックに接して、感情的なやりとりはなるべく控える。

若い頃は、苦手な人にまで好かれようとして共依存のような関係に発展しひどく苦しんだ記憶がある。

ずばり言えば、苦手な人からは嫌われた方がいい。ポイントは嫌われることを恐れないこと。

今の僕のキャパでは、何十臆人もいる全人類に分け隔てなく優しくするのは正直難しい。

開き直ることで、心が少し軽くなった。

自分の好き嫌いを無理に肯定する必要はないが、受容することで仲間が前より増えた。

それは以前よりも、正直に生きることを心がけるようになったからだろう。

苦手や嫌いは伝わるが、好きや親愛もきっと伝わるにちがいない。

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