HSPと神経質の違い 〜神経質な人の特徴と原因〜
みなさん、HSPと神経質な人との違いはご存知ですか?
“HSPなのに周りから「神経質!」と言われる”
“HSPではなく、
ただ神経質なだけなのかもと思い始めてきた、、”
とお悩みの方!
神経質と聞くと、あまりポジティブな印象ではないので不快に感じますよね、、
神経質な人とは
神経質な人とは、細かいことを気にしてしまう、刺激や変化に対して神経が過敏である状態のことを指します。
神経質な人に共通することとして、以下のようなものが挙げられます。
・細かいことに気づきやすい
神経質な人は、状況や人の表情、言動などに敏感で、細かい違和感や矛盾を見逃しません。
常に細かい部分まで目が行き届いており、周囲の人が見落としがちな部分まで気付くことができます。
・計画性が高い
神経質の人は、想像力に優れ、あらゆる点を深く考え想定しながら、理想に近づけていこうとします。
そのこだわりは徹底していて、予定表やリストを作ったり、時間や予算を厳密に管理したり、、
理想からブレることを絶対に許さないのです。
・完璧主義
神経質な人は、自分や他人に対して高い基準を持っており、ミスや失敗、納得できない事を許せなかったりします。
また、自分が周囲からどんな風に見られているのか、評判はどうなのか気になる人も多いようです。
・潔癖症
神経質な人は、清潔さや衛生面にもこだわります。
外出時はマスクを着用する、外から帰ったら手洗いうがいをするなど、菌を体内に取り入れないよう努めています。
お金や公共物を素手で触れないという方も多いです。
・心配性
神経質な人は、将来のことやリスクのことを考えすぎてしまいます。
どうやったら失敗しないか、、
どうしたらミスを避けれるのか、、
など、常に深く考えを巡らせています。
不安や恐怖が強くなったり、自信が持てなくなったりする方も多いです。
神経質の原因
神経質になる人の原因は、いくつかありますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。
・遺伝的な要因
神経質の遺伝率は約40%と言われています。
脳や体の仕組みに個性があり、五感や情報処理に偏りがある場合があります。
・厳しいしつけ
過去に親から厳しく叱られたり、期待されたりすると、自分に自信が持てなくなり、細かいことまで気にするようになってしまいます。
・失敗やトラウマ
過去に失敗したり、怖い経験をしたりすると、同じことが起こらないように神経を張り詰めるようになります。
・文化的な要因
日本人は時間やマナーに厳しい文化圏に住んでいます。
周りの目や評価を気にして、神経質になりやすい傾向があります。
HSPと神経質の違い
ここまで神経質の人の特徴や原因を詳しく紹介してきましたが、神経質の方に共通して言える事は、”不安や危険から自分の身を守ろうとしている”という事です。
“計画が崩れると不安だから、
人一倍計画性を持っている”
“病気になるのが怖いから、
人一倍清潔を保っている”
など、これらも全て不安を感じていることによる対策ですよね。
ここがHSPとは大きく異なる心理なのです。
例えば、神経質な人は刺激に対して不快感を抱きストレスを溜めやすいですが、HSPの人は刺激に対して深く考えたり感じたりすることで、クリエイティブな発想や共感力を発揮することがあります。
HSPは刺激を敏感に感じてはいますが、それを不安や危険だとは考えないのです。
つまり、HSPと神経質は異なる気質であり、HSPかどうかにかかわらず、不安や危険が迫れば誰もが神経質という状態になり得るということです!
ここまで読んで、自分がHSPか神経質か分からないという方は、HSPの特徴的な4つの性質「DOES」に当てはまるかどうかを確認してみてください!
1つでも当てはらないものがあれば、あなたはHSPではないといえます。