HSPは、集団行動が得意だった!?〜HSPが大人数で疲れてしまう理由と対策〜
HSPの方は、3人以上の会話が苦手であったり、大人数でいると気疲れしてしまうという方が多いそうなんです。
私も幼い頃は、集団行動があまり得意ではなかったと記憶しています。
しかし年齢を重ね、集団行動を沢山経験するようになってから、大人数でいる事が苦ではなくなりました。
というより、
「HSPは、大人数でいる方が楽じゃん!!」
と気付いてしまったのです!
HSPは大人数が苦手?
HSPは以下の理由から、大人数が苦手だという方が多いといわれています。
・気を遣いすぎてしまう
HSPの方は感受性が人より高いため、周りの人の雰囲気や感情に影響され、それに合わせようとしてしまいます。
一対一でも、相手の顔色を伺ってしまうのに、その対象が大人数ともなれば、気を遣い過ぎて疲れてしまいますよね。
・会話の入り方が分からない
HSPの方は空気を読もうとしてしまうため、会話に入るタイミングを常に考えてしまいます。
また、深くて意義のある会話のほうが好きなので、雑談や世間話は「何を話せばいいのか分からない」という方も多いです。
・共感性が高すぎる
HSPの方は、人より共感性が高いと言われています。
一対一の会話の場合、相手の意見を深く受け入れる事が出来ますが、大人数の場合それぞれバラバラの意見や考えが飛び交います。
一度に多くの情報を取り込むと、情報過多になり、精神的に疲れてしまうことが多いのです。
・人の目が気になる
HSPの方は、自分自身が受けた刺激に敏感であるだけでなく、周りからの判断や評価も敏感に感じてしまいます。
大人数でいる場合は特に、
「今の言動は正しかったのか?」
「今どのように見られているか?」
など常に不安に駆られてしまう人が多いようです。
・疎外感を感じやすい
HSPの方は、自分以外の人たちで話が盛り上がっていると、疎外感を感じやすい傾向にあります。
大人数の場では特に、
「今の雰囲気を壊さない方がいい」
「入れてもらえないかも」
など、行動する前にネガティブな妄想をしてしまう為、自ら声をかける勇気が出ないのです。
集団行動が楽になる方法
ではここから、私も実践しているHSPでも集団行動が楽になる方法をご紹介します。
はじめに、、
集団行動の最大のコツは”脱力”です。
私は大人数でいる時、なるべく“脱力”状態でいるように心掛けています。笑笑
“脱力”つまり、余計な力を入れず気を抜くような感覚です。
・”私が”やらなければを無くす
HSPの方は、集団の場でも常に気を張っていて、色んなものに目を配り「あれもしなきゃ!これもしなきゃ!」と責任感を負いがちになります。
飲み会の場では、
”私がみんなの注文を取らなければ”
”私が料理を運ばなければ”
”私が話を盛り上げなければ””
など、、
もちろん自ら積極的に動く事は大切なことですが、心が疲れてしまうほどの事を、あなた1人が請け負う必要はありません。
この”私がやらなければ”を無くしましょう。
例えば、最初にあなたが全員のドリンクを聞いて注文したとします。
はい。これであなたの今日の”やるべき事”は終わりです。、
後は会が終わるまで、”脱力”、、
料理を取り分けたり、配膳の手伝いをしたり、上司の機嫌を取るため積極的に話しかけたりする必要もありません。
やらなければいけない事に気付いても、動かず見ていてください。
するとどうでしょう。
放っておけば”誰か”が動いてくれるのです。
・聞き役に徹する
HSPの方は、大人数で会話をしていると
「今私が話して良いかな?」
「こんな話しても面白くないかな?」
「話を切り出さないと疎外感を感じる、」
などさまざなな考えが頭を巡り、自分から話をなかなか切り出すことが出来ません。
このような時は、聞き役に徹するよう意識してみしょう!
自分の話をしようとするのではなく、相手の話にリアクションを取るだけでいいのです。
リアクションをしているだけでも、十分話の輪の中に入ることが出来ていますので、安心してください!
但しここでも意識して欲しいのは、”脱力”
特に、自分に必要のない話や損な話には深く入り込まないように、気楽に肩の力を抜いて話を聞くようにしましょう。
詳しくは、次の【会話に深く入り込まない】で説明します!
・会話に深く入り込まない
HSPの方は、共感性が人より高いため、大人数の場ではより多くの情報を吸収してしまいます。
特に、人の悪口は愚痴には要注意!
場の空気や言葉に引っ張られて、気分が重くなってしまう方が多いです。
対処法として、会話に深く入り込まないように意識しましょう。
例えば、友達がみんなに向かって誰かの悪口を言い始めました。
『あ、この話聞いても良いことないな、、』
そう感じたら耳に蓋!
話を聞くのをやめて、”脱力”しちゃいましょう。
『今日も空きれいだな〜』など違う事を考えてもOKです笑
すると恐らく、他の子達が上手いようにレスポンスしてくれているので、あなたが気付いた時には、もう退屈な話は終わっています。
「聞いてた?」なんて聞かれても
「あーごめんぼーっとしてたあ」
これでいいのです!
まとめ
集団行動は意外にも、1人の存在が目立ちにくく周りは気にしていない事が多いのです。
つまりHSPの方も、大人数の環境にさえ慣れてしまえば、プレッシャーを感じる事なく、過度に人に気を遣う必要が無くなるといえます。
苦手な会社の飲み会、、
サークルの集まり、、
同窓会、、
あなたが「嫌だな、聞きたくないな、逃げたいな」と感じたならば、すっと存在感を消してみる、、
そうすれば、あなた以外の誰かがうまーくその場をやり過ごしてくれます。
興味のない話題、くだらない話、面白くない話に一喜一憂せず、ぼーと”脱力”しちゃいましょう!