メッシの天才プレーとモドリッチの努力を観て思うこと。
ワールドカップが始めるまでは始まることさえも知らなかったが
蓋を開けてみると面白すぎて、毎日1試合ずつ、コツコツ観ているずぼらーです。
ABEMAさん本当にありがとう。
おかげで、そこらへんの評論家くらいのことは言えるようになってきた。
そんなわけで、いっちょまえに偉そうに語ってみたいと思う。
今年は日本が想定外のベスト16に進出し
守りのクロアチアが3位になった。
この両チームには共通点があるように見える。
それは「チーム一丸」となり、試合最後まで徹底的に戦う姿勢である。
ヨーロッパのプレーヤーは個々のプレーは素晴らしいものの、試合最後まで戦い抜く体力・気力が欠けているように見受けられるため、その隙きを徹底的になくしたクロアチアのようなプレーは今後ワールドカップ上位国のプレーになりつつあるだろう。クロアチアのモドリッチのプレーは正に「背中から学べ」と言わんばかり。「巨人の星」のようなストイックぶり。老体にムチ打って、端から端まで走りまくる。1秒たりとも手を抜かない。ものすごい努力が画面越しにうかがえる。
だが、今日話したいのは「チーム総力戦」ではなく「単独ヒーロー」についてである。
アルゼンチン・ポルトガルには英雄がいる。
メッシ
ロナウド
だ。メッシ35歳、ロナウド37歳。
アルゼンチンもポルトガルも正直言って
このキープレーヤー以外でパッとした
プレーヤーはいないように見える。
30歳を超えた英雄たちのスーパープレーによりチームをワールドカップに導いてきた。
今日は栄光を手にしたメッシにフォーカスしてみたい。
メッシはチームではなく個のプレーで導いてきた。抜群のボールセンスと空間能力と的確なパスにより、自分で点を入れるだけでなく、蹴れば入るところにあっと驚くタイミングでパスをする。
今回のワールドカップでアルゼンチンは、メッシをまさかの「フリー」にした。彼の動きを監督は管理しない。好きに動かせるという前代未聞のプレーである。オランダ戦のメッシのプレーには目を見張るものがあったが、やはり現役時代に比べるとスピードが劣るようである。
ということでメッシの現役時代のプレーを見てみた。
メッシのプレーは観ている者を凌駕する魅力がある。
観ているだけでサッカーが大好きなのがうかがえるし、何よりサッカーを楽しんでいる。
メッシーのゴール前アシストで相手が外しても、笑顔で楽しそうにプレーしている。
これこそがサッカーの本質なんじゃないだろうか。
戦力とかVAとかそういうことじゃなくて、もっと人間味溢れるものなんじゃないだろうか。ボールが大好きな少年がただひたすらにサッカーを楽しむ。
その結果頂点に立つ。
それが本当のワールドカップなんじゃなかろうか。
ワールドカップを観ながらそんなことを思った。