なぜセキスイ遮熱シートが電磁波過敏症に効くのか判明!
夏のUV・赤外線カット断熱シートがなぜか効く!
以前も書きましたが、
たまたま夏の暑さ対策でセキスイ社のクールアップというシート(黒っぽい網戸の網のような軽い素材)を自宅用に買いました。
まずはリビングルームのレースカーテン代わりに設置。
すると、リビングに居るとどういうわけかすごく楽で、電磁波過敏症がとにかく軽減されるということに気がついたのです。
↑ これは4枚入りなので、掃き出し窓4枚分。単身用住宅にはもっと少ないものの方が良いと思います。Amazonで買うと、もっと安いかもしれません。
さっそく寝室の掃き出し窓にも貼りました。
やはり寝室にいると楽だなと思いましたが、そのシートの前から移動するとなんだかしんどいのです。動悸や不安感が起きやすかったり、自律神経失調症の傾向が強くなったりします。
とりあえず、買い足して家族の頭の方へぐるっと壁に貼りました。寝るときの身体の高さは1m以下なので、床から1m、頭の側に貼りました。
快適になりました。あると無いとでは全然違うと感じました。
本当は天井や全ての壁に貼りたいのですが、予算的にちょっと厳しいかなと思いました。徐々に増やしたいです。
なぜ電磁波過敏症に効いたのか?
実は、電化製品に囲まれて生活していると、電場と磁場それぞれが身体に負担をかけると考えられており、両方とも防がなければ電磁波過敏症の人は体調が良くなりません。
電場はアースなどで比較的簡単にカットできます。
また、湿度を高めることで空気中の水分が電場をさえぎってくれたりします。
ヘンプやコットンが電磁波過敏症の人を含め身体の弱い人にすすめられることがあるのは、ひょっとしたら保水性が高い素材だから電場をカットできるからかもしれません。
しかし、磁場を防ぐのは非常に難しいのです。
例えばアルミホイルは電場を遮断できますが、磁場は通してしまいます。
鉄しか磁場を防げない。この遮熱シートにはステンレス線が。
以下のリンク先ではこのように説明されています。
『磁石の磁気は(中略)アルミニウムや銅などの金属さえも貫通します。しかし、磁石の磁気を遮蔽する物質は身近にも存在します。それは鉄です。鉄をはじめとする強磁性体は、磁束をよく吸収するために、磁気シールド効果をもつのです。』
「磁気シールドの技術と材料」の巻|じしゃく忍法帳|TDK Techno Magazine
このページの説明により、鉄、ニッケル、コバルトが磁気を遮断するとなると、
日用品で、薄く広げて住宅で磁場を遮断するのに使えそうなものは鉄であるステンレスということになります。
改めて遮熱シートの素材を見てみましょう。
『【商品情報】
・サイズ:W100×H200cm(1枚辺り)×4枚
・素材:ポリエステル100%、ステンレス(masa加工)
・メーカー:SEKISUI(積水ナノコートテクノロジー株式会社)』
シートは穴あきメッシュなのですが、その網を構成する細糸がポリエステル100%の糸にステンレスの細かい金属粒子をまとわせたものなのです。
というわけで、偶然にも磁場をカットしてくれる、薄くて壁に貼りやすい素材と出会ったわけです。
この会社が電磁波過敏症対策を想定して制作してくださったわけではないので、あくまで私の体験談としてシェアさせて頂きます。
布のように非常に柔らかく、穴を開けたり縫い付けたりしやすいため、たとえば寝袋の外側に巻き付けたりすればほぼ全身を磁場カットできそうな気がします。
また、メッシュ状ですので、2枚かさねるとさらに磁場を防げる可能性があります。
磁場の強さについては、日本にはまだ規制がないのだそうです!
とはいえ、電磁波過敏症対策は電場だけでなく、磁気をカットしなければだめだと体感しています。
私はアーシンググッズを色々買ってみたことがあるのですが、自分の身体にはほとんど効果を感じませんでした。
アーシンググッズが防げるのは電場のみで、磁場はカットできていないそうです。(たしかに、鉄が塗布されているわけじゃないですもんね…)
また、木造より鉄筋の住宅の方が電磁波過敏症には住みやすいと聞いたことがありますが、鉄が電気を地面に逃がしているというだけでなく、鉄の柱が住まいの周りに並べてあるので他の住宅や施設、電線などからの磁場を多少遮断しているのかもしれません。
(これは配置の仕方や建て方によって大きく異なると思います)
布状の磁気カット素材は少し通販サイトでも売られていますが、小さなものでも異様に高く、寝室に貼ったり身体を覆う量を買うことは現実的には難しいです。
セキスイの遮熱シートは1m×2mが4枚で1万円、2枚入りはたしかAmazonで 5,000~6,000 円くらいだったと思います。
電磁波過敏症の症状が重く、他に打つ手がなければ、一度検討してみてはいかがでしょうか。