象と鎖
飛び出たい
逃げ出したい
そう叫んで起きた。
ノミは自分のカラダの7倍飛びあがる、と記憶していた。
いやほんとうは、もっと飛ぶらしい。
数十倍から150倍とか。
「ノミの法則」
ずっと瓶の中に閉じ込めておくと、その瓶がなくなってもその瓶の高さまでしかとばない。
*
ノミの気持ちで、今朝は起きた。
ここまでしか飛べないよ。わたしは。
ノミにはなりたくないよ。
*
ノミの話と同じたとえで、「象と鎖」というのがある。
鎖にずっとつながっていた象は、鎖が切れていてもその場から逃げない。
鎖の届く範囲以内で行動する。
自己啓発系には、この「ゾウと鎖」の話が出てくることも多い。
もうあなたを縛っているものはありません。
思い込みを捨てて、自由に動き出していいのですよ。
あなたの鎖は、まだある?
*
このたとえ話に、
「象は鎖があっても、出たかったらひきちぎってでも出るよ。
象は力あるんだからさ。」って言った人もいる。
その人はもうすでに、自分の思い込みをぶっ壊して、
自分の常識の枠の外に出て、何かを始めている人だろう。
移動中の象が突然大暴れするニュースを何度か見たことがある。
あの象も、ふと、野生の感があらわれて、
「オレ、こんなとこでなにしてんだ?こんなことしたくなーい」って、大暴れするのかな。
わたしはどうだろう。
子どもが心配すぎて、子育てに力を注ぎまくっていた。もう自分でなんでもできるようになったのだから、力をゆるめていくときがきているのだと思っている。
鎖があるから動けないんだって、動かなくてもいいんだって、思っていたい自分がいる。
その鎖もういらないんじゃない?
自分で自分のことを
「こんな人だ」
「このくらいしかできない」
「こんなにダメなんだ」
って制限つけて思い込んでいる。
鎖はないよ。
そのままの自分で動いても大丈夫。
一歩を踏み出しても大丈夫。
ずっといっしょに人生を乗り越えてきた
わたしなんだから。
(なぜか理由はないけれど、子どものころから、ゾウが好き)
今日もありがとう。
わたしを大切に。
すてきな一日になりますように☆