ため息をすると幸せは逃げてゆくのか。
「ため息をすると幸せが逃げていく」
それって本当ですか?
「ため息をすると幸せが逃げていくから、ため息はしちゃダメなんだよ」
20代の頃、職場の先輩に言われました。
ため息ひとつで、そんなこと言われなくちゃいけないんだって、
ため息=不幸せなのか、、、
ため息をしそうになると、ため息はしてはいけないものなんだと自分を戒める、もうひとりの私が未だに出てきます。
カラダの中にたまった
モヤモヤを吐き出すだけで、
さらに幸せが遠ざかっていくんだと。
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最近、youtubeで【毎日の管長日記と呼吸瞑想】
臨済宗円覚寺派管長 横田南領老師のお話しを聴いています。
管長さんがお話の最後に、
「胸に抱えた思いや煩いをすべて息とともに吐きだす」
呼吸瞑想を誘導してくださいます。
ため息のようにも思えますが、身体の中からしっかり不要なものを出すことによって、新鮮な空気が身体のすみずみまで入ってくることに重きをおいています。
入ってきた新しい空気に対して、「ありがたいな」「うれしいな」と感謝しているところがすごくいいなぁと思います。
モヤモヤは出してもいいものなのですね。
新しい気づきがありました。
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「ため息をすると幸せが逃げる」と検索すると、
ため息によって大きく息を吐けるので、副交感神経が優位になってリラックスできるので、自律神経のバランスがよくなりやすいので、
ため息は幸せが逃げるどころか意識的にもっとやった方がいいですよ、という意見が多かったです。
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「ため息をついたらいけないんだ」という禁止令を出すのではなく、
カラダの中のモヤモヤを身体の外に出して、身体の中をキレイにするプラスの行動にしてもいい。
そしてキレイになった身体とこころの隅々に、
あたらしい澄んだ空気と幸せの波動をとり入れよう。
幸せを意識してため息をしよう。
ため息という言葉が、マイナスのイメージなのかもしれない。
ため息という言葉よりも、
「自分が気持ちいい」「自分が落ち着く」と思える
「わたしは幸せの深呼吸をしているんだ!」と、意識するのがいいのかもしれないなぁ。
今日もよい一日になりますように。