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【最初は苦行】マウスは使うな【慣れると天国】

私はマウスレス教を信奉しています。
いかなる作業もマウスを極力使わないのが速いんです。
キーボードが良いんです。
※もしご予算が許すのであれば、静電容量式の良いキーボードを併用されるとなお効率がアップします。

まずエクセル作業はマウスレスでキーボードを主体に作業すると、マウスによる操作よりも絶対的に速くなると言うことをお伝えします。
B2からD6セルまで黄色くハイライトされていて欲しい状況を想像してください。
マウス派の方はこう考えるでしょう。
まずマウスを掴み、B2セルにカーソルを滑らせ、マウスの左ボタンを長押し、そのまま右下のD6セルのところまでカーソルを滑らせ、左ボタンを離します。
選択範囲が正しいことを確認したら、シートの違うところをクリックしてしまわないように注意しながら、画面上部メニューリボンのHomeタブの中にある、セルの塗りつぶしにカーソルを素早く合わせ、クリック。
出てきたカラーパレットの中から黄色を探してクリックします。
この間、なれた人なら2.5秒といったところでしょうか。
マウスを動かすたびに、クリックをするたびにカーソルがズレてしまわないか、注意をしながらこの作業をすることになります。

しかし、キーボード派は慣れたら1.5秒でこの作業を完了できます。
しかも肘を動かすことが無いので、肩こりの軽減にもなります。

カーソルを矢印キーで操作し、B2へ。(選択セルが遠ければここだけマウス)
左手小指でShiftを押しながら、↓↓↓↓→→。
左手親指でAltを押したら、HH→Enter。完了です。
※なぜ→で黄色になるのか。それはカラーパレットの設定を事前にしているからです。ズルいですが、よく使う黄色、ピンク、水色をデフォルト無色カラーの右に並べておくのがキーボード派には滅茶苦茶効果ありますのでおすすめです。
このほかにも選択範囲を網目状に囲み線をつけてしまいたい場合、HBAです。
カンマ区切りの数字にしたい場合はHAKです。
実はこのようなAltキーショートカットは、ネットで一覧なども見つけることができるのですが、Altを押すと視覚的に画面にメニュータブの各アイコンに割り付けられている文字が浮かび上がってきますので、そもそもググる時間さえ節約できると言う初心者にも優しい仕様なのです。

最初はとんでもないストレスとマウスを触りたくなる強いもどかしさを感じると思うのですが、どうか騙されたと思って1日マウス無しで作業してみてください。
気づけば圧倒的スピード感と直感的な操作性に病みつきになるはずです。

あと、マウス派からキーボード派になる理由はもう一つあります。空振り(クリックがスルーされる現象)が圧倒的に少ないのです。
重いデータを扱っていると時々起きるのが、マウスを動かしたはずなのに、クリックしたはずなのに、無かったことにされてしまうあれです。
イラっとしてしまいますよね。落ち着いてもう一度同じ動作ができるように慣れば一人前の社会人なのですが、そもそも起きない方がいいですよね。
キーボード入力はマウスと同じように遅延することはあるのですが、キャンセルされてしまう(無かったことにされる)ことは非常に少ないのです。

最後に、マウスレスの操作を強くお勧めする最大の理由をお伝えします。
それは操作をしながら次の動作を思考できるようになるからです。
マウスは毎回操作のたびにカーソルの動きと手元の動きをシンクロするために脳の思考機能を奪われます。
しかし、キーボードは違います。ブラインドタッチがそうであるように、手首をキーボードの手前に置いた状態で、一旦操作したい一連の指の動きをイメージして打鍵を始めてしまえば、脳の思考機能はほとんど指の動きに奪われることが無いのです。
つまり、このセルをこうしたい、書式を変えたい、行/列を挿入/削除したい、コピペしたい。そういった動作をいったんイメージして、指を動かし始めてしまえば、すぐにそのまた次の動作を考えながら作業が完了できてしまうのです。
これこそがマウスレス操作をお勧めする最大の理由です。

是非騙されたと思って一度お試しください。



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