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週刊オールライター第33号 「『世界に一つだけの花』の話2 〜私にとっての『精神的支柱』〜」

 こんにちは。最近重度の高い帯状疱疹を発症してしまったHISASHINJOです。本当に辛いです。そんな中ですがこの配信は手が動く限り続けていきます。
突然ですが皆さんには、
「精神的支柱」
はありますか?精神的支柱とは、
「人の精神的な支えになる頼もしい存在」
という意味で、「支えになる存在」を「支柱」という言葉に置き換えた熟語です。
私には、大学の頃にある名曲が自らの精神的支柱に「自然と形成」されていることに気がつきました。その曲こそ、SMAPの「世界に一つだけの花」です。
この「週刊オールライター」で
・「同い年」
・「同学年(2003年生まれ)であることに誇りを持っている」
・精神的に追い込まれた時にこれを聞いて救われた
・学歴コンプレックスから解放してくれた

など何度も語っているので、しつこいかなと思いますが、先日私はふとしたことからこの曲が自分にとっての「精神的支柱」であることに気がつきました。
こじつけな部分もあるかもしれませんが、今回は「精神的支柱」としてのこの曲について語っていきます。

1. この曲と仏教

 上記過去記事に書いたことですが、この曲は仏教と非常に大きな関わりがあります。
この曲を作ったのは、「どんなときも。」「もう恋をしない」など大ヒットを飛ばした日本を代表するシンガーソングライターの槇原敬之さんです。
槙原さんは、5年間にも同様の事件をまた起こしてしまいましたが、1999年8月に覚醒剤取締法違反で逮捕されました。そこで自分と見つめ直した際に出会ったのが仏教だったそうです。そうして出会った言葉に
「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」
という、仏教の根幹になっている言葉があったそうです。今でこそ日本仏教には天台宗や日蓮宗、曹洞宗などの多くの宗派がありますが、どの宗派もこの言葉が根幹になっています。この言葉はお釈迦さまが初めて発したお言葉であると伝えられていて、直訳すると
「この天よりもこの地よりも私ほど尊ぶものはない」
となり、言い換えると
「どんなものよりも自分ほど尊いものはない」
という意味になります。
摩耶夫人の右脇から生まれたお釈迦さまは、自分で立ち上がると七歩歩いて右手で天を、左手で地を指さしてそのように仰られた、という有名なお話があります。
槙原さんはこの言葉を
「ナンバーワンよりオンリーワン」
と現代風に言い換え、それをこの曲の根幹としました。

(上記エピソードはこの記事を基に書きました。)

上記のお釈迦さま生誕の逸話を基にして彫られた仏像。
この仏像は「誕生仏」とも呼ばれており、後述する毎年4月8日の灌仏会(かんぶつえ)では、この誕生仏に甘茶を注ぐほか、色とりどりの花を飾ってお釈迦さまの誕生日をお祝いします(甘茶を注ぐための誕生仏はこれよりもっと小さいです)。

2. 花祭でふと花を見て思ったこと

 私の通う大学は偶然にも仏教系の大学であり、仏教に関する行事がたくさん行われています。その一つが、「花まつり」です。この行事は、4月8日のお釈迦様の誕生日に合わせて行われる行事です。私の通う大学には、仏教に関する施設が点在するので、そこが多くの花で飾られます。私はその花を見て、ふと大好きな「世界に一つだけの花」の歌詞に注目して考えてみました。

これらの花の写真は、今年の花まつりで飾られていた花々です。それを見て私は非常に大きな感動を覚えました。
この花まつりのために飾られ、彩りを添える花々には「同じ顔」はないのです。つまり、「天上天下唯我独尊」から発想を得た「ナンバーワンよりオンリーワン」を象徴していると感じました。

槙原さんが仏教から着想を得た「世界に一つだけの花」を、偶然にも尊敬するメンバーがいたことで大学生の頃に好きだったことを意識するようになったSMAPが歌い、それがシングルとして発売された年と偶然にも同じ年に生まれ、偶然にもその曲の根幹にある仏教が作った大学に通っている私。そしてこの曲が持つメッセージ性やメロディーに何度も心を救われ、自分を戒めるきっかけにもなりました。この偶然が重なり合っていることについ最近気がついたことで、「世界に一つだけの花」が私の「精神的支柱」であると考えるようになりました。


むすびにかえて 現在の私についてご報告

 ここでご報告があります、私は現在6/8頃より帯状疱疹を患っています。しかも発症率10%にも満たないという重度の帯状疱疹「汎発性(はんはつせい)帯状疱疹」を患ってしまいました。6/12に自宅から程近い総合病院で診察してもらった結果、1週間の自宅待機命令が出されました。よって、次回の配信は、「6月のまとめ」ではありますが、特別編として私がなぜ罹患してしまったのか、治療の経過などをまとめてお送りします。

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