つぶやきには長い3
確かに、世の中には誰にでもできる仕事はある。誰にでもできる仕事ばかりかもしれない。唯一無二に思えるスポーツ選手や芸術家だって、オリンピック選手ですら怪我をすれば代わりがいるし、別にゴッホやピカソがいなくたって世界は滅びなかった。極論、エジソンが白熱電球を作らなくてもいつか他の誰かが作ったさ。でも、その人にしかできないことはなくても、その人でよかったと思われることはある。例えば、わたしはよく行くカフェの店員さんがあのお姉さんでよかったと思うし(とにかく可愛くて優しくて可愛いくて可愛い)、今日郵便局でNISAの話をしてくれたのがあのお兄さんでよかったと思う(待ち時間によかったらお話だけって説明をしてくれたのだけどおもしろい人で楽しかった)。そして、わたしはそういうふうに生きたいな。自分の好きなことをして生きるのはそれは素敵なことで憧れるけど、わたしはどちらかと言うと、人に喜ばれることに重きを置くタイプかもしれないと最近思う。自分でも意外なんだけど。どこかでやっぱりちゃんと需要を感じていたいんだろうな。意味みたいな意義みたいな。そう考えると、売れないのに死ぬまで描(書)いたゴーギャンやカフカはやっぱり天才だよ。まじのアーティスト。認められなくても褒められなくても求められなくても、至極の自己満足を貫いたんだから。それとも「俺は死んでも必ず売れる」とか思ってたかな。今のわたしは誰のために何ができるかなあ。
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