化学物質過敏症のアロマセラピストとして。
高齢者施設、緩和ケア病棟でのアロマケア(アロマテラピーを介したケア)の経験を積んできていますが、認知症とアロマテラピーを学問的に追いかけた時、所属するIFAの先輩であるステファニー・ロード先生からの直接指導を受け、脳機能の低下(認知症)と脳機能の発達障害(障害っていうかdisorderってニュアンスはorder通りにはいかないって感じなんだけど、日本語では障害って訳すんね。なんかなぁ。しょぼーんって思う。)とは、医学的な機序は違えど、生活を共にする時の困りごとと言うか、周辺に見せる症状は同じだな。と気がついて。
ステファニー先生も、もともと定年まで子供の発達支援をされていて、その中でアロマケアを生み出し、IFA認定のショートコースにまで育て上げたわけなのですが、講習を受けたその頃は、自分の親を含めた認知症のかたのケアに導入をしている。と言う感じでした。
さらに、障害があるとしても、出来ることがあるし、香りがある意味を考えていくと、海馬や扁桃体に働くだけでなく、自律神経、ホルモンバランス、呼吸を促す事で代謝も促進される。これをアクティビティとして「楽しみ」にしてもらえると、医療を補完するだけでなく、生活の質の向上になる。私もコレを指導していきたいな。と、思っています。
まぁ、ビジネス的にIFAの認定コースをしようとは思っていないのですが、もうひとり、ステファニー先生の話の中に「nurturing touch」と言うことが盛んに言われていた事で、これをなんと日本語訳したら?と、ネットを探しまくった事で、国際リドルキッズ協会に出会います。
ティナ・アレン先生の「nurturing touch」を「滋養(愛のある、栄養となる)となるタッチ」のように訳されていて、見つけたその年、2014年の『自閉性障がいをもつ子どものためのタッチセラピー指導者養成講座』を受講しました(笑)
タッチケアは、マイアミ大学のティファニーフィールド博士により科学的にも研究がされていて、エビデンスベースの導入は、アロマテラピーより実績もあります。どのような触れ方が「栄養となるタッチ」なのかと言うことが、日常的にできると、非言語コミュニケーションの幅が広がると感じました。
それからずっと、自分の化学物質過敏症の解明にも近づく『嗅覚と脳の関係』をテーマに研究は続いています。
しかし、まだ、そんなに大きな成果があるわけではなく、n値の小さい症例です。
ただ、自分としては、アロマケアは双方向性のものだと確信をしているので、ケアを受ける側と思われがちな人、例えば認知症の方とか、障がいをお持ちの方とかでも、ケアをする側になれるだろうと考えています。
実際、発達障害のお子さんにハンドケアを指導していると言う方とIFA関連の講習でお会いしたことがあります。
まだまだ、私の指導力では夢かなぁ?と、思っていましたが、今年、小さな一歩を踏み出せた気もします。とりあえず『アロマテラピー×社会福祉』と看板を出して見てもらった。と言う感じかもしれませんが。
諸先輩方の名を汚さぬよう一歩づつでも頑張っていきます。
11月も下旬に入ると、そろそろ来年度の予定を組む時期になるんです。
なんと言いますか、イマココの予定と、3ヶ月前後の予定と半年、1年先を並行して考えている感じで、年齢的にもっと若い時はマルチタスクもラクラクこなしていたはずなのに、辛い(笑)と、思いつつ。
プチマインでボランティアを通して、体験を得ようと思ってくださるボランティアさんの養成講座も頑張って開催していきますので、どうぞよろしくお願いします。
ボランティアさんにもしっかりと勉強をしていただいていますし、材料費は高価です。これを無償提供するつもりはないので、どこから対価を得るかを考えるのも代表職。
まずは、アロマケアが必要不可欠な福祉であることを知ってもらわないと!
来年は、もっと偉い人を引き留めて聞いてもらおう。頑張ろう。(笑)
決意表明なだけじゃないかーい(笑)と、自己完結。
来年は、もうひとつ参加できる展示会に参加したい。
チームメイトも募集してます。
アロマケアチーム・プチマイン