更年期が怖い『あなた』へ
女性の一生は、性ホルモンに振り回されている。と、思いますか?
更年期に限らず、初潮を迎える頃、また、初潮を迎えてから生殖器は成熟していくので、成熟するまでの間、妊娠出産、産後、更年期、閉経後と、女性ホルモンの代表格であるエストロゲンの分泌量は変動します。
しかし、女性が一生涯で分泌するエストロゲンの量は、ティースプーン1杯分くらいだと言われていますので、10代から50代までの40年かけてティースプーン1杯と考えてみてください。とは言え、閉経しても分泌量がゼロというわけではありませんので、ティースプーン1杯は、一生涯の量ですから、本当に微量で体調が大きく変わることがイメージできたでしょうか?
オルカさんは、20代で化学物質過敏症が発覚し、出来るだけ反応する化学物質を避ける生活をしていたので、現在の20代の人が接しているほど多くの化学物質には触れていなかったと思いますが、鼻呼吸ができていない方も多いのも、脳にダイレクトに化学物質を送らない為の無意識下の生体防御なのかもしれませんが、兎にも角にも、婦人科が治療対象としている機能的疾患がなく、ストレス性と診断されて、途方に暮れてアロマテラピーを受けにいらっしゃるクライアント様も多いのではないかと思います。
この分野、実は、アロマテラピーの得意とする分野であると思います。
実際、アロマテラピーと出会って、自分の体調管理ができるようになった30代から、女性ホルモンに由来する不調は、全くなくなりました。
これを書いている「イマ」私は、アラフィフで、閉経しています。
医療は一切受診しなかったです。
ちょうど、閉経から、と言っても、妊娠と同じで、そう言えば・・・と、遡って、成立から時間が経ってからわかるのですが、妊娠は、成立から早ければ4週くらいでわかると思いますが、もともと生理不順だと、12週くらいになってようやく、もしかしたら?と、思うかもしれませんね。
いや、例え話であって、妊娠の話は、また、別の機会に。
話を更年期に戻して、閉経は、閉経前後の5年くらいを更年期と呼び、エストロゲンの減少に対して「体が順応していく期間」と捉えています。
人によっては、妊娠可能な体でなくなることを嘆く方もいらっしゃいますが、女性でなくなるわけではないと思います。
またまた、余談ですが、私は、持病の化学物質過敏症が、本当に社会に理解されない疾患であるが故に、理由は違えども、社会に理解されない、されにくいギフトを持って人生を歩んでいる人に対して、寄り添っていきたいと考えています。体の機能がどうこうよりも、自分自身がどう生きるかと言うところで、ジェンダーで生きて良いと思っています。疾患により、若くして生殖機能の有無も問われる方もいらっしゃると思いますので、年齢でもないと思っています。
なので、何歳から更年期、と言うようなことも言及したくないと思います。
とにかく、どのような周期であれ、受精卵が着床しないことにより子宮内膜が剥がれ落ちる月経は、ざっくりと、エストロゲン・プロゲステロン共に減り、月経量が減り、排卵回数が減り、子宮内膜が肥厚せず、故に月経がなくなる。と言うように、閉経に向かっていきます。
ホルモンのバランスと自律神経のバランスは表裏一体と言っても過言ではなく、ホルモンのバランスが今までより少ない量で調整されていくので、自律神経も合わせていこうとしますと、今まで通り!と思って動いている本体(笑)と、ギャップが生まれます。ざっくり、これが更年期と言っても良いのではないかと思います。
「更年期にはホットフラッシュがあって〜。」いえ、ありませんでした。代わりに、急に寒気がすることがありました。でも、体温の調節は自立神経なので、これも、いわゆる更年期かな?と、思いました。
気分が落ち込んで仕事したくない。動きたくない。あったかも?くらいにはありました。でも、もう既にIFAの認定を受けアロマテラピーをマスターしていたので、朝起きて、ダルオモ〜と、思うが、動かないと!と言う時には、ティッシュに元気が出る精油を1、2滴垂らして、ティッシュを顔の前で振って大きく深呼吸をする。
この5分以内の『儀式』で、体調が変わりました。
しかし、これで、絶対!と言えない理由があります。
現在は、化学物質過敏症と言う、有害物質を微量で検知する(と言うか、気づいたら体調が悪化している)まさにカナリアの私が、市中を自由に歩けなくなって久しいくらい、市場に出回る化学物質が多すぎて、何がどのように人体に影響を及ぼしているかを判断することが難しいからです。
お店で売ってるから、安いから、なんか良さそうなCM見たから。と、購入してくるその化学物質が、100年先まで人体に影響を及ぼさないか?と言うエビデンスはありません。
アロマテラピーは、用法用量を守っていただければ、エビデンスのある療法ですが、近年の新開発、新素材、新科学的構造、どれにもエビデンスはありません。
お医者さんの◯%がいいと言った。の分母は何人でしょうか?
認定を出しているのは、どんな営利団体でしょうか?
その場合、COI(開示すべき利益相反)は提示されているでしょうか?
研究にも、莫大な費用が必要です。
何が言いたいかと言いますと、
「山てんこ盛りな化学物質を減らしてみませんか?」
ということです。
昔、オーストラリアのナチュロパスから「IVF(体外受精)と懐妊マネージメント」と言う講義を受けました。その際にも、ライフスタイルを見直して、体内から化学物質を減らすことで、不妊治療をしていた人たちが自然妊娠するケースがある。もちろん、医師から、その可能性がある(機能的な問題がない)ということで、このナチュロパスのクリニックを紹介されてくるということでしたが、アロマセラピストの知人にも、長年、不妊に悩んでいたが、アロマセラピストとして、IFAの認定を受けて、いよいよ活動しようとしたら、妊娠していた。なんて話が、ちらほらと聞こえてきます。
あくまでも用法用量を守っていることが、私が言うところの「アロマセラピスト」なので、アロマテラピーに使用する精油ももちろん「揮発性有機化合物」ですが、エビデンスをもとに用法用量を守る。と言うことが大事なのです。
いま、まさに更年期で、症状が出ています。と言う方は、まずは婦人科の受診が必要です。病気ではなく更年期です。と言われたら、ホルモン補充療法の前に、アロマテラピーを試してみませんか?
そして、いま、月経が困難で、更年期も不安だ。と言う方は、身の回りの化学物質を減らしてみませんか?
自律神経とホルモンのバランスに由来する諸症状は、他人からは理解されにくいものです。まして、自分より、年長者が軽く済んでいる場合、病気じゃないんだから!甘えだ!などと言われがちです。
できることから、自分の身を守る「セルフケア」始めていきませんか?
アロマテラピーってなんですか?と言う方は、コチラもご覧いただければ幸いです。順番に書いているので順番通りにご覧いただいた方が、流れが理解しやすいと思います。
家族介護者向けのアロマケアは、セルフケアに応用できるかもしれません。
フォロー&いいね、コメントなどで応援してくだれば、気が向いて、仕事と研究の合間に、研究成果を書いていくと思います。
ただ、ヒトミシリーなので、気軽にお返事はできないかもしれません。
あらかじめご了承ください。
尚、個人的なご相談等は、申し訳ありませんが、お仕事としてご依頼ください。