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『【Kaigo】と【作業療法】~集団での取り組みの面白さ~』


デイは集団で動くことが多くある。
特に小規模事業所なら尚更。
個人は集団に影響を与え、集団も個人に影響を与える。
もちろん個人での活動もあるが、集団で何かを取り組むということが日々の中で大半を占める。


良い雰囲気を作り出すにはKaigoの力や作業療法の力がとても有効に働く。

特にイベントごとやレクリエーション、日常の家事動作関連の作業は日々のデイで過ごす時間に色どりを与える。

Kaigoや作業療法は日々の声掛けやトイレや入浴などの介護技術だけではない。


日々の関わりの中での会話やケアカンファレンスを通して個人の出来ること、出来ない事だけを情報収集するのではない。

関わりの中で、
「●●を見てみたい。」
「●●を食べたい。」
「●●が楽しみ。」
というような「●●してみたい!」という前向きな思いをいかに拾い上げるかが重要となる。
言語、非言語のコミュニケーションの中でそれらを感じ取る。


そして、それら「●●してみたい!」という個人の思いを集団でも楽しんで行えないか考えてみる。

決して強制はしない。
でも、誰でも「やってみたら意外と楽しかった。」ということは多くある。

そのための巻き込み力もKaigoや作業の力と言える。


以前、陶芸を老後の楽しみとしている方がいた。
しかし、長時間歩くことが出来なくなり、陶芸教室まで通うことが出来なくなってしまった。
その後、デイ利用・・・

その方のカンファレンス中・・・
ある職員から「出張陶芸教室がありますよ。」という話をいただいた。

即決!!

すぐに電話してきていただくことになった。
せっかくの機会なので個人だけでなく集団で行る企画を立ち上げ、席の配置や段取りを行った。

いままで陶芸をやったことがある人、
いままで陶芸を全くやったことがない人。


それぞれの方が思い思いに楽しめるように講師の方も工夫されていた。

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結果、終始笑顔が溢れる企画となり、陶芸の作品もお持ち帰りいただいた。

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このように、日々の生活に色どりを感じてもらえるようにするクリエイティブな仕事が【Kaigo】や【作業療法】だと思う。

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