『【介護】と【作業療法】の話⑦~それぞれの独自性と共通の独自性;KOMI理論から学んだこと(作業療法を取り入れて)』
介護の独自性は”社会に適応できない人のケア”福祉的ケア。
作業療法の独自性は”心身に不都合のあるなしに関わらず「その人の生活(生き方)」のケア”作業療法的ケア。
看護の独自性は”病人のケア”医療的ケア。
それぞれには重なり合う部分があり、共通点としてのケアが挙げられる。
全ての専門独自性から導き出される共通の独自性は”生命力の促進と消耗の最小化”である。
この”生命力の促進と消耗の最小化”という考え方は私が「看護のものさし」から抽象し立ててみた言葉。
看護は世間一般のイメージより、より広く深い事がわかった。
多くのものを包括している。
実際の病院、実際のデイケア・デイサービス、実施の地域等々では、境界線はより曖昧となっている印象にある。
総合的、複合的、包括的なケアが必要とされているし、医療介護福祉の世界だけでなく、ビジネスの視点からもそのケアというものを考えていかなければいけないと思う。
そして、話は戻り、それぞれの重なり合う部分の実践方法を展開できればより良いケアとなるかもしれないと感じた。
*図に誤りがあったため、令和2年6月4日㈭変更しています。
*令和2年6月4日㈭深夜再度改変。作業と介護の共通する独自性についての説明部分。