カッパ界の美少年
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■マンデラ エフェクト
ところでみなさん、「マンデラ エフェクト」という現象はご存知でしょうか。
マンデラ効果（マンデラこうか、英: Mandela Effect）とは、事実と異なる記憶を不特定多数の人が共有している現象を指すインターネットスラング、およびその原因を超常現象や陰謀論として解釈する陰謀論である。
そう、上記のような話があるのだ。
始めは面白そうな話だなーと思ってYouTubeでみてたんだけど。そのマンデラエフェクトが多岐にわたる中で、自分が知っている事柄と、現在の常識になっている事柄とでズレがあったので本当に驚いた。
僕は幽霊を見たことがないし、UFOも見たことがないようなあるようなレベルなので、実際にこんなオカルトチックな話で共感できるなんて！という気持ちだ。
■ オーストラリアの位置が違う
現在の常識的らしいオーストラリアの位置。インドネシアの南側にある。
こんな位置？日本の真下？
あとニュージーランドってオーストラリアの南東に位置してる？
僕の記憶してるオーストラリアの位置は、より太平洋の真ん中あたりにあったはず。
そうそうこのあたり。上の地図でもニュージーランドは南東にあるけど、記憶では北東にあったような。
これは珍妙な・・・。
意外と僕と同じく違和感を覚える人が多いとのこと。気になるので職場の20代、30代の人に聞いてみたら、「元々この位置だった」と言う。
アラフォーの奥さんに聞いてみたら「元々、地理が苦手だから意味不明」と言う。
■勉強の「勉」の字が違う
漢字でもあった。
勉強の【勉】、右側は【力】。
何この違和感。
【ム】でしょ？
昔、漢字の練習で繰り返し書いたからペンで書くと【ム】の方が馴染みがある。漢字が変更になった事実は無いらしい。昔から【力】だと。
これまた珍妙な・・・。
この事柄も同じく【ム】だったという人も多い。気になるので同じく職場の20代、30代に書いてもらうと二人とも【力】と書き、これで習ったと言う。
アラフォーの奥さんに聞いてみたら「あー【ム】とも思ったけどこの歳になるまで漢字を間違えてたわ、えへへ」と言う。えへへ、じゃない。
このマンデラ エフェクトというのは、現在の常識通りの認識の人だったらまるで面白くない話、またはアタオカな奴の話と思われてしまいそう。
でも僕からすると、不思議でしょうがない。
何故なんだ。
そうか、パラレルワールドだ。
そうだ、知らない間に世界は書き換えられている！
キバヤシ
「――――わかった。 世界は滅亡する・・・！！」
一同
「――――なんだッてーーー！！」
変わってたからといって別に困らないけど、
面白いこともあるもんだなと思いました。（小並感）
■カッパ界の美少年
世界が知らない間に変わるんだったら、
僕の過去も無かったことにならないかと思うのだが。
幼稚園の頃だったか、小学生の時だったか。
自転車の駒を外して乗れるようになった辺りの話。
僕は自転車のひらりひらりと曲がるのが嬉しくって調子に乗っていた。
家の前の下り坂を蛇行運転で下っている。
日陰の路面が湿っているポイントで、生えている苔で滑って派手に転倒。
顔面をアスファルトに打ち付けてしまった。
その後、前歯を強く打ったせいか、生え変わった前歯は出っ歯であった。
そして僕は出っ歯と共に後世を生きる事となった。
僕の髪質は固く直毛で、短く切ると前髪が立ってしまう。その立った前髪がカッパの皿のように見えたのだろう。出っ歯と相まって渾名は【カッパ】と相成った。
誰がカッパじゃ。
それからもう20年以上が経ち、ある日地元に帰って幼なじみと飲んでいた時、
「昔は美少年やったのに今は(太って)見る影もない」
「当時はカッパ界の美少年やったのに」
と言われたので昔の記憶が蘇る。
誰がカッパ界の美少年じゃい。
変えれるのなら変えたい、あの自転車クラッシュを。
あのクラッシュさえ無ければ、僕はちゃんとした人間界の美少年として生きれたはずだった。
是非その点をマンデラ エフェクトでお願いします。
後日、実家に帰った際に母親と話す中で、僕の出っ歯の話題になった。
僕があの時の自転車クラッシュさえなければ…と笑いつつ嘆いていたら、
母「あんた何言ってんの。出っ歯になったのは走っていて派手に転んで前歯打ったからでしょ。」
食い違う過去。
そうか、これがマンデラというやつか。