ドスパラの新ノートPC「VF-AD4」レビュー
ドスパラで安いPCが新発売されたので、購入してみました。VF-AD4というノートパソコンです。
https://www.dospara.co.jp/5press/share_info.php?id=1863
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=5&tc=275&ft=&mc=9479&sn=3378
税抜29,980円ですが、送料3,000円と消費税を足すと三万円台後半になってしまいました。3万切りの感覚で買うと、いざ決済を終えたときにあれ?となってしまいます。難波のお店に行けば送料も節約できましたが。
MacBookを手放してから、手持ちのパソコンがMac miniのみでしたのでサブノートPCが欲しかったということもありましたが、かといってそれなりの値段のマシンを買ってしまうと、普段使わないのももったいないので、とりあえず動くレベルで安いものを探していました。
こんな感じの箱に入ってきました。
スペックはかなり低いですが、M.2のSSDも別途取り付けられますし、microSDスロットもあるので、ストレージ容量については問題ありません。ちなみにM.2ですが増設できるのはSATAタイプです。購入時はどうか分からなくて、到着してからドスパラに問合せしようかなと思っていたら、思いっきり増設用のフタにこんな風に書いていました。サイズを表す2280とかも記されているのは親切ですね。
SATA接続ですので、NVMEほどの速度は出ないはずです。ただ、このCPU・メモリでNVMEじゃないと速度不足になるような使い方はそもそも不可能ですので、過不足は無いと考えて良いでしょう。
むしろメモリが4GBしかなく、増設も出来ない方がやっかいですね。
ChromeOSをインストールしてデュアルブートにしてみたほうが使いやすいかも知れません。
もしもメモリ増設できて、CPUもCeleronN4000ではなくN4100とかなら事務処理系としては相当いいマシンになったでしょうに。
スペックだけ考えると、同じ値段で中古品を探した方が圧倒的に快適だと思います。第5世代のCore i5&メモリ8GB&SSDくらいは狙えるでしょう。でもそんなことはいいのです。あくまでサブ機ですし、ITガジェット好きにとってはPC購入はロマンなのですから。
フルHDの液晶はまあ値段相応です。1366x768でないだけマシです。今時、14インチでそんなのは無いと思いますが。視野角も広いです。
キーボードは通常サイズです。変則的なところがこのサイズだとありませんね。個人的に嬉しいのは、十字キーが逆T字タイプなところです。少し前までのMacBookのような、手触りのみですぐに上下左右キーを認識できないものではないので良かったです。キートップの文字が大きくてスタイリッシュさとは真逆ですが、これはこれで格好いい気もしてきました。
メインストレージのeMMCは久し振りに使いましたが、今のものは意外と速いですね。かつての印象では、SSDより遅くてHDDと大差ないくらいかと思っていたのですが。
タッチパッドには指紋認証機能も付いています。認証精度や速度はそこそこでしょうか? WindowsHalloはある程度の精度がないと使えないはずですので、使えるこのデバイスはそれなりの性能だと思います。
充電がUSB-typeCなのも嬉しいところです。というかそうでなかったら買っていません。ゲーミングノートとか高出力のACアダプタが必要ならともかく、モバイル向けや低スペックなノートパソコンならUSB-Cで充電出来るようにすべきでしょう。
付属のACアダプタは45Wですが、手持ちの30WのUSB-C充電器でも充電出来ました。
左右にあるUSB-typeAの端子はいただけません。おそらく薄型化のためでしょうけれど、下側の角がかなりとがっていて、ちょっと危険を感じます。カバーやケースにしまうときやカバンの中で引っかかったり、他のものを傷つけたりしそうです。
完全FANレスなのはいいですね。静かです。その代わりに性能が犠牲になっているのですが。
重量は1.28kgです。14インチ液晶のノートPCとしては軽い方だと思います。現行のMacBookAirとほぼ同じです。というか、1.3kg前後のノートパソコンはたいていMacBookAirを意識した重さだと思います。ちなみに3ポンドが1.36kgで、だいたいポンド単位でデバイスの重さがある程度決まります。
iPad(9.7〜11インチ)はおよそ1ポンド、
12インチMacBookはおよそ2ポンド
MacBookAirがおよそ3ポンド
といった重量感を持っておけばいいです。ただ、日本国内メーカーはポンドなんて気にしませんが。
Windows10の更新をさせましたが、気が付いたのはWindows10のバージョンが1909なこと。今発売しているものはみんな2004になっているものと思っていましたが何でなんですかね。
Officeソフトとして、WPS Officeが付いてきます。使いたい人は使ってもいいでしょう。MSOfficeの最新版2019は多分このPCには結構荷が重いでしょうし。メモリ4GBですので、GoogleChromeとExcelを同時に開くと厳しいと思います。
ちなみに、このパソコンのプレスリリースの確か前日に、ドンキホーテでも「MUGA ストイックPC」の第三弾として似たようなパソコンが発表されていました。既に発売されています。
https://www.donki.com/j-kakaku/product/detail.php?cname=%E6%B3%A8%E7%9B%AE%E3%81%AE%E5%95%86%E5%93%81&item=3131
スペックもサイズ感も似ていますが、多少は異なります。
シンクライアント的な使い方なら問題ないですね。Chromeリモートデスクトップでメインマシンに接続出来るくらい通信環境が良ければその方が快適かも知れません。とりあえず試してみましたが、CPUの弱さがリモート接続に影響することは無さそうです。
ちなみに、今回購入したドスパラのノートパソコンの、一つ前の型が
https://www.dospara.co.jp/5info/cts_vh-ad3s
これであり、
スペック的にはまさにドンキホーテの今回のマシンに結構近いですね。
それくらいのタイムラグが、1万円の差とブランドと細かいスペック差になっているという見方も出来ると思います。
とりあえず、税抜3万切り!の新品ノートPCとして割り切った使い方をするにはいいんじゃないでしょうか。フルHD、USB-C充電、SSD増設可能というのは安い中古PCでもあまり無いですし。
最後に、microSDカードを適当に差し込んだら、差し込み口の下にずれて入ってしまい、奥に奥に入り込んででてこなくなってしまったため、最初の起動からわずか数時間で裏面を分解しないといけなくなった顛末を記します。
裏面全部のネジを外すと簡単に外れました。
写真右下の、四角い黒いゴムのところに挟まっていました。そのゴムの下が本来のスロットです。
とりあえずmicroSDカードを救出して、一通り内部構造を眺めてみます。メモリはバッテリの下にあるのでしょうかね。購入初日にそこまで分解する気にはなれないので、このまま元に戻しました。怖いのでmicroSDカードは使わないことにします。SSD追加してしまえば容量的には問題ないですし。
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