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tomekantyou1
【映画見た】あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
久しぶりに映画のDVDを見た。
長女(中一)が書籍の方を読んで、映画が見たいと言い出した。今時レンタルショップが無くなっているのでウチを建てたころにあった近場のツタヤはすでにない(Tカードはまだポイントカード用途で持っているけど)。ちょっと遠くなるが市内にまだゲオが残っている(レンタル商品のスペースはあまりないけど)のでそちらへ行った。貸出中だったらいやだなと思いながら行ったが杞憂だった。人気1位で大量に在庫あり。
娘が部活やら友達と遊んだりやらでしばらく寝かせた後、延滞になる(というかなってる)ので見ようということで見始めた。
見た感想としては、上記本を読んだ時の感想に映画化の心配事を書いているが、心配事がその通り映像になっていてもの足りなさとして残った。
福原遥が女子高生には見えない。実年齢知っているというのもあるが大人すぎ。高校生設定に変えても(原作では中学生)ちょっと無理があったかなというところ。そのため百合(主人公)の妹感はなく、普通の若い男女の恋愛風になってしまった。それでも映画的には成立するけど。
この話のテーマってまだ現実との折り合いをつけられない年代の少女が、初めて真剣に愛した人を死地へ送りだす悲しみとそれによる精神的な成長を描いているところなんだけど、映画の描写だと「真剣に愛した人を死地へ送りだす悲しみ」しか無い。
原作のままだと難しい面もあったのかもしれないが、もうちょっとやりようはあったんじゃないかと感じた。
あと、全体的に説明不足なまま進んでいく感じか。原作読んでるから脳内補完できるけど。
福原遥(百合)、松坂慶子(鶴さん)、中嶋朋子(百合の母)の三人が演技がうまく芯がしっかりしているので、映画としてはまあまあ良いです。初見の人の感想を知りたい。