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ハーモスラボ イベントレポ #2 丨採用のオンライン化 成功と課題について
こんにちは!ハーモスラボ運営チームの田中と申します!^^
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5月21日に「ハーモスラボ」として第2回目のイベントを開催したので、勝手に私の視点でのまとめを書いていこうと思います!( ^ω^ )
まず、 『ハーモスラボ』 とはなにか?
「 社会における人事の価値を高めること」を野望に持つハーモスユーザーたちが運営する、人事のためのコミュニティです!
くだけた言い方をすると、
「いろんな取り組みにチャレンジしてみて、その結果をハーモスラボで共有して、一緒にイケてる人事を目指そうぜ!」
というコミュニティ になります!(*・ω・)ノ
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「採用」について参加者同士で「研究」を重ね、その事例の「発信」を重ねていくことで新たな学びや発見を得る、このような循環を「ハーモスラボ」という場でつくりたいと思っています!
5月21日 イベント「採用のオンライン化 3社の事例から学ぶ成功と課題」
今回のイベントでは最大74名の方にご参加いただきました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
【参考】当日のスケジュール
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採用のオンライン化の施策について3社の事例をお話いただきましたが、個人的には、今回は「オンライン化」という側面よりも、候補者も採用する企業側もハッピーになる採用の質にこだわったお話がたくさん聞けたなぁという印象でした^^
登壇とLTの内容をちょっとだけご紹介します!
RELATIONS株式会社 高橋さんの登壇
面接だけじゃなく職場体験やワークサンプルもオンラインでやってみた!
RELATIONSさんの登壇では「ワークサンプル」の取り組みの事例共有をしていただきました。「ワークサンプル」、初めて耳にした方も多いのではないでしょうか?
▼ ワークサンプルとは
実際の仕事に似た課題に取り組んでもらう選考方法。「コンサルの提案をしてみる」「自社プロダクトの営業をしてみる」「業務プロセスを改善してみる」などリアルな仕事を切り取った課題を作成してもらい、インプット、アウトプットの質も見て自社に適した人材か判断する。
RELATIONSさんでは、職場体験の流れに含めて、この「ワークサンプル」を選考に取り入れているそうです。
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ワークサンプルを取り入れたことにより、
・早期退職者が出てしまうこと
・入社後のギャップ
上記の課題の発生をかなり抑えることができるようになったということでした!
とはいえ、職場体験やワークサンプルを直接候補者に会えない環境で実施するのはかなりハードルが高いように思えます。RELATIONSさんではどのようにやっているかというと・・・
オンラインでワークサンプル含む会社体験を実行する方法!
・ワーク中に話かけやすい環境をつくるには?
→Slack+Tandem などのコミュニケーションツールを駆使。
いつでも社員がそばにいて話しかけられる状態をつくる
・社風をつたえるには
→Zoomチャットでのガヤを入れて社内の雰囲気を伝える
→食事会でいろんな社員に顔を出してもらいコミュニケーションをとる
このような方法で、実際にオンラインでも職場体験をされているそうです!
ワークサンプルの事例についてより詳しく知りたい方は、高橋さんのnoteを発見しましたので、リンクを貼っておきます!
LT : 株式会社PAL 北窓さんの発表
採用のニューノーマル
-採用難業界におけるオンライン採用の課題と対策-
PALさんは、物流業界のDX化を推進するアウトソーシングなどをされている企業様です。レガシーでかつ採用難の業界となるため、いまのオンライン化の流れに適応していくのはなかなか難しいことだと思いますが、PALさんでは選考過程を極限にシンプルにすることで、完全オンライン面接を実現されているそうです!
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それを成功させるには、以下の3つのカギが重要!
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カギの3つめの「お試し期間」って・・・気になりませんか?
PALさんでは入社後2ヶ月は有期雇用としてトライアル雇用をされているそうです。採用した側からは、ミスマッチが起きていないかが見れますし、被雇用者側も、もし合わなかった場合も履歴書に傷がつかない。互いにWinWinになることが多いため、北窓さんいわく「難しそうに思えるけど、思ったより受け入れられている!」とのことでした。
私は転職を3回していて今4社目なのですが、職場の雰囲気は入ってみないとわからない部分が多く、それに何度か悩まされてきました。今の会社はリファラルで入社したため、事前に親しい人からいろんな情報をもらっていたり、内定承諾前に配属先の飲み会を開いていただいて雰囲気を知れたので、ギャップはなかったですが・・・!(笑) なので事前に体験できるのは非常にありがたいな〜と思います。。(>人<)
LT : 株式会社グッド・クルー 小西さんの発表
採用成功は社会発展への寄与!良い人材を育て社会発展に貢献する!
グッド・クルーさんが考える ”採用成功” とは「採用した方を社会で活躍できる人財に育てあげること」。それを叶えるためのカギは以下の2つ!
① 採用時〜入社後の育成過程で、ログを残しまくること!
② その過程において、接しまくること!
普段からも大切なことですが、オンライン選考だとなおさら、接点をできる限り多く持ち「1人1人の求職者を大事にしている」ということを本人に伝えきることが入社に繋がる一番重要かつ効果的だそうです。
また「社会で活躍できる人財に育てあげる」ということは、採用過程のことだけでなく、入社後に本人の将来像を考えながら配属等も進めていく必要があります。きちんとログを残すことで、心境の変化や成長を確認することができ、また成長しているメンバーにはどんどん社会で活躍するためのきっかけを与えることができる。その結果、グッド・クルーさんとしての採用の成功に結びつくのだそう!
▼HRMOSの様子からもログを残しまくっていることがわかります!
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もし自分の成長記録を人事の方が残してくれているとしたら、どこかのタイミングでまとめて見せてくれたら嬉しいな〜と思いました!自分が知らない自分がいっぱい詰まっていると思うので、本人がそれを知れることによって、またさらに成長にもつながりそうです!
【おまけ】 オンライン配信を2回やってみての学び
採用説明会やイベントなどでオンライン生配信を行う企業様も多いと思うので、やってみた学びを書いてみたいと思います。(といってもたった2回イベントをやっただけなのですが>< )ハーモスラボは相互発信の場ですので、微力ながら私も!
その1:気軽に会話できる座談会型を目指す?伝えたいことを伝える番組型を目指す?どちらのスタンスなのかを事前に決めておくべし!
座談会型か番組型、どちらを目指すかによって使うツールや集客人数・集客方法も変わってきます。以下であげるツールは例なので、他にも方法はあるかと思います。
* 座談会型を目指す→ZoomMTGで実施する
参加者の顔が見えて、チャットでの会話もしやすいため、参加者同士でのコミュニケーションが取りやすい。人数によっては全員をコミュニケーションに巻き込むことが難しいので、インタラクティブな形を成立させる場合は人数制限が必要。Zoom内ですべて完結してしまうことによって、イベントの内容を外への拡散することには繋げづらい
* 番組型を目指す→YouTube Liveで実施する
参加者の顔は見えないが、参加者に「視聴者」として見てもらうならYouTubeのほうが「配信側」と「視聴者」の構図が作りやすい。利用者が多いメディアのため、参加ハードルも低い。視聴URLをシェアしたりと拡散性は高いので、twitterなどSNSでの広がりは起きやすい。
その2:リハーサルは念入りにやるべし
オンライン配信の怖いところは、配信がうまくいかず運営がグダグダだと、参加者の心が離れてしまいリカバリーが難しいこと!運営をスムーズにできるように私たちはリハーサルは2回やってます!運営側の画面と、視聴者側が観る画面が異なるケースもあるので、両方の画面を開きながら司会者・登壇者と一緒に念入りにチェックします。
オンライン配信に慣れてきたらリハも1回にするかもしれませんが、リハのたびに気づきがあり、これにより防げたヒヤリハットもたくさんあったので、事故なく配信するためにはマストでやったほうがいいです!
その3:配信失敗したときのリカバリー策を考えておくべし
・視聴者側の環境が要因で視聴できない!
・YouTube側から削除されて配信止まっちゃった!
っていうことも十分に起きるので(有名人の配信でもたまに起きてますよね)、別の方法でもすぐ配信できるようにしておき、上記の問い合わせが入った際にはすぐに案内できるものを用意しておいたほうが安心です!ちなみに私たちは、
1回目→メイン:YouTube Live配信、予備:FacebookLive配信
2回目→メイン:ZoomMTG、予備:YouTube Live配信
で用意しておりました。
次回のイベントは「SNS」がテーマ!
次回は「採用担当者こそ、SNSを使おう!」ということで、採用においてSNSの活用をされている3社に登壇いただき事例を共有いただきます!
次回もオンラインでの開催になりますので、みなさまぜひお気軽にご参加ください!登壇内容などの詳細はこれから追ってアップしていく予定ですのでお楽しみに!
それではみなさま、引き続きハーモスラボをよろしくお願いいたします^^