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木婚式ごっこ 2.22
コウさんへ
2020年2月22日から丸5年が経ちました。よく見ると“にゃんにゃんにゃん“で猫ちゃん好きなコウさんにピッタリだね。
前日の21日の飲み会の最中にコウさんが私にLINEをしようと思い立ってくれなければ、そして「明日は福岡に出張で泊まりです」って私がLINEを返信しなければ、コウさんが店長に昇進したタイミングでなければ、きっと私の出張先のホテルまで会いに来てくれることはなかったよね。色々なタイミングが重なる奇跡のような2日間でした。
これまで色々なところに連れて行ってもらって、一緒に綺麗なものを見て、美味しいご飯をたくさん食べて、楽しいこともたくさん経験しました。いつもちょっとハードな修行か珍道中ばかりだったけど、それがまた楽しいデートでした。お目当てのご飯屋さんが定休日だったり、お話に夢中で高速の分岐を間違ったり、ムカデが横をゴソゴソ歩いていることに一緒に爆笑できる人は、コウさんしかいません。最近はデート中の珍道中も少なくなって、落ち着いて「いつものデート」を楽しむようになったけど、コウさんのことは相変わらず大好きで毎回が幸せでいっぱいです。
そんな時に佐賀で火事に遭遇し、コウさんの行動力と勇気と優しさを改めて目の当たりにしました。どうか無事に戻ってきてください…これまで経験したことのない程の心配と不安と共に、私のところに戻ってきてくれた時には、安心とこれまで以上の尊敬と感謝と愛でいっぱいになりました。誰かを尊敬し感謝して愛することが、こんなにも心を温かくし満たされるものなのかをコウさんが教えてくれました。
今日までの5年間、不安だらけ、嫉妬だらけで自分が嫌いになった時もたくさんあったけど、その度に「大丈夫、心配するな」と安心させてくれました。逢えない日が続けばこっそり写真を見て、自分の機嫌をとりながらコウさんを信じて過ごしています。この1年くらいはコウさんから「逢いたかった」とか「好きだよ」って言ってくれることが多くなって、その度に幸せすぎてたまらないんです。
この先、私の見た目も女性としても変わっていっちゃうと思うけど、コウさんと一緒に年を重ねていきたいです。
将来コウさんがスーパーボランティアや解体屋さんになったら、私が毎日作業着を綺麗にお洗濯して、栄養たっぷりのご飯を一緒に食べて、お風呂あがりに寝落ちするまでマッサージしてあげるからね。
大好きな旦那様
あの日から丸5年。一本の木のように地に根差した2人になれたかな。
私たちにしか見えない小さな木のままでいいから、一緒に枝葉を広げていきたいね。
ヒロ