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なんか急に短歌にハマった

お久しぶりです。
今日はマイブームの短歌について書いてみようと思います。(ゆくゆくは、ブームで終わらせずに長々と続けたい)

陸上競技で培った約14000人のXフォロワーに向かって急に短歌を投下し始めてしまったのですが、陸上関係の人ほんとすみません。
筆名アカウントも作ろうかと思ったんですが、「只野おはぎでやろうと思います」と短歌の先輩である同僚に話した所「慎重になりなさい」と諭されたので一旦考え直しているところです。
まだ作り始めたばかりのうちに、どんな所が面白く感じたのか残してみたくてnoteを書いています。

雑誌から入ったパターン

きっかけはアンドプレミアム2024年9月号の「明日を生きるための言葉。」という特集号からでした。
その中に「短歌をベターライフの道しるべに」というコーナーがあり、そこに載っていた短歌の数々が私には面白くて、現代短歌をもっと知りたいと思いました。
以下個人的にツボった作品です。

グッモーニン人生どうでも飯田橋人生どうにか鳴門大橋

初谷むい「私の嫌いな桃源郷」より

君のかばんはいつでも無意味にちいさすぎ たまにでかすぎ どきどきさせる

宇都宮敦「ピクニック」より

知らないだろうけど家に猫がいたって吉岡里帆がいたってさみしい

上坂あゆ美「老人ホームで死ぬほどモテたい」より

そこから面白くなり、少しずつ歌集を読んでいます。

実際に作ってみた

下記は作り始めて五首目くらいの歌です。

打合せ終えた知らないおじさんのお辞儀に合わせ「閉」ボタン押す

エレベーターに乗っていると、たまに取引先と商談を終えたであろうサラリーマンが乗ってくる。
取引先には姿が見えなくなるまでお辞儀をするというビジネスマナーがあり、そういう時に自分がボタンの前に立っていると、そのサラリーマンのお辞儀に合わせて閉ボタンを押してやることがある。(閉じた後たまに「…ッス」みたいな感じでお礼される)
という場面を詠んだものです。

一旦これで32音にまとまったのですが、自分的にはこの場面の面白い所が「知らない人の演出を勝手に任されている感」や「暗黙の支え合い感」だと思っていて、これだとそのことが表現できていないと思いました。
そこで「舞台の裏方」っぽさを表現できる言葉を考えていて、「カーテンコール」という7音の言葉を思いつきました。

打合せ終えた知らないおじさんのお辞儀に合わせカーテンコール

カーテンコールを7音で入れるとエレベーターの表現が無くなってしまった。どうにかして両方入れたい…
そう思って「知らないおじさん」を「他人」に、「お辞儀に合わせ」を「挨拶に」と短縮しました。
そして自分のボタンを押すという「行動」を入れたかったので、最後は体言ではなく用言で止めたい。
そこで「幕引きを担う」という言葉を思いつきました。
最後に「打合せ終えた他人」だと何だか労を労っていない、冷たい感じがしたので「一仕事終えた他人」にして完成としたのが次の一首です。

一仕事終えた他人の挨拶に「閉」ボタンで幕引き担う

これで一旦5・7・5・7・7でまとまり、伝えたいことも自分の中では収まったと感じ、初心者なりに満足しました。
短歌を作った感想は「ツイッターみたいで楽しい!」です(おい)。

私は文字数ギリギリの投稿をすることが多いのですが、最初から綺麗にはいつも収まらない。どうしたら限られた文字数の中で伝えたいことを伝えられるかなーと推敲する作業が結構好きだったりします。
短歌はその作業にプラスして、自由な発想で比喩を考えながらそのパズルができる所が楽しい!
あと日常的にしょうもないこと考えがちなんですが、普通だったら投稿するまでもないことも歌にするとなんかサマになってる気がして、その変身ぶりも面白い。
縦画像の生成も楽しいです。

作ってあとあと「こっちの表現の方がいいかも」と思うことは度々あるし「その角度から来たか・・・!!」みたいな比喩の素晴らしい短歌を読むと、もっと発想を広げたいと思うばかりです。
結局Xにしろnoteにしろ絵にしろ、何かと表現をしたい性分なので、もっと色んな歌を詠んで学んで、楽しく作っていきたいと思ってます。

今後もXアカウントでぽちぽちつぶやきますので、いいねしてくれると喜びます!

では〜
石塚晴子

サポートのお金は、夫の競技活動経費にさせて頂きます。一緒に応援して頂けると嬉しいです!