彼女と僕の話-はじまりの話-
出会いは正直、不純だった。
仕事忙しい時期で忙殺されたことにより、寂しがりの前の彼女となかなか会えなくなってしまったことが原因で振られて1ヶ月。
年末で仕事が落ち着いた僕は、友達作り的なアプリを始めていた。
バンドとかキャンプとか、趣味で繋がれるような人がいないかなあ、なんて。
わんちゃん恋愛対象になれるような女性が見つけられたらなと思い、下心ほどほどに1ヶ月くらい続けていた。
しかし、やり取りは続かない。
まず自分はイケメンではない。
しかも連絡もマメではない。
そんな男を相手にしてくれる女性なんておらず、結局1ヶ月くらいやって連絡先を交換したのは3人くらいだった。
その内の一人が、今の彼女である。
My Hair is Badが好きな彼女。
自分も凄く好きなので、最初はそれで盛り上がった。
その後、彼女と恋愛相談になり、電話しようということで連絡先を交換した。
彼女は当時18歳の高校生。
恋愛相談乗ってやるか〜くらいのノリで話したので、恋愛対象とかそういうことは全く考えておらず、ライブで会えるような友達になれたらな〜くらいの気持ちだった。
電話で受けた恋愛相談は元カレのことだった。
元カレと上手く行かなく離れたりくっついたり。
当時は別れたばかりで寂しくて、誰かと会いたいと言っていた。
正直、このときは彼女にしたいとかそういう思いは一切無かったので、話を一通り聞いて終わり。
元カレとか、セフレとかそういうのに会ったら、「何してんだろ自分」みたいに後悔するから辞めなって伝えたけど、あのときの言葉は果たして響いてたんだろうか?
その後、寂しくてどうしても誰かに会いたいと言われたのでLINEで顔を見せたら、あんまりタイプじゃなかったらしく、年を越したらブロックされてた。
しかも元カレとよりを戻すなんて、、、
出会いはあっさりブロックで終了。
まさか今ではそんな彼女と同棲するまでになるなんて。
つづく。