キャリアを切り拓くために持ちたいマインド4選。
転職支援をしていると、「この人は良い転職をしそうだな」とか「この人は良い転職をしてきているな」と感じることがあります。
あくまで客観的に見た印象でしかないですし、当事者がハッピーであればそれが一番良いとは思うので、第三者がとやかく言うことではないと
いうことも重々承知しているのですが、これまで数多くの方とお話する中で、ある程度キャリアを自分の手で切り拓いている人には共通しているマインドがあると気づきました。
今日はキャリアを切り開いている人に共通するマインド4選について書きたいと思います。
前提:「働く」というのは「マラソン」
まず前提として認識しておきたいこととして、「働く」というのは「マラソン」のようなものだと思うんですね。
これは私がすごく尊敬する方がいつも仰っていたことで、私もその話を聞いてとても共感していました。
短期的に全力疾走することも時に重要な場面もありますが、基本的には、長い距離を走っていくことを前提として向き合っていくことが大事になってきます。
長い距離を走るわけですから、うまくいくときもそうでないときも当然ありますし、長期的な視点を持って考えていく必要があります。
その前提を踏まえて必要なマインドについて書いていきます。
1.長く走れる自分になること=自分が成長すること
まずは「長く走れる自分になること=自分が成長すること」が大事なのではないかと思っています。
長く走っていくための、体力をつけるようなものかもしれません。
AIの台頭や様々な分野でDXが進み、産業のあり方も大きく変わっていくことから、仕事のあり方も当然大きく変わっていくことでしょう。
今はあっても、数年後になくなる仕事もきっと出てきます。
例えば特に何かを考えず、指示されたものをただ作るだけの仕事のようなものはAIに取って代わられてなくなっていくかもしれません。
そういった観点から、自分自身が成長したり、新しいスキルを習得していくことが、今後仕事に困らないためには重要だと思いますし、社会が変化すれば自分のやりたいこともかわっていくはずなので、その時々に自分がやりたいことをやるためにも重要だと思っています。
2.ルート選択
長く走るわけですから、キャリアはいつでも方向転換をすることができますが、あまりにルートが変わってしまうような方向転換をする場合は後戻りが多くなり、結果的に苦労が増えてしまう可能性があります。
転職というのはこれまでのキャリアの影響を大きく受けるものなので、これまで経験してきたことと大幅に違うことをやろうとすると、企業が求める要件と合わず転職に苦戦してしまうことがあります。
そのため、転職をする前に「どういうルートをたどりたいか?」ということだったり、「このルートを進むと自分のキャリアにはどういう可能性がありそうか?」ということだったり、自分が選択するルートの先にあることをある程度想定し、選択することがとても大切だと思っています。
ネガティブな理由で転職活動を始めた場合にはこの視点が抜けがちになってしまいます。
未来でどのようになっていたいかをぼんやりとでも良いので考えてみて、自分にとって良いルート、方向性を選択できるようにしておくことが大切だと思います。
3.今の自分が見えているものだけで決めようとしない(=視野を広く持つ)
「今の自分が見えているものだけで決めようとしない(=視野を広く持つ)」ことも大切だと思います。
人は良くも悪くも自分の経験や見えているものに基づいて意思決定をしますが、自分の経験や見えているものというのは、果たして世の中のどのくらいのものを捉えているでしょうか?
経験したことのないこと、見たことのないこともたくさんあるはずです。
したがって、「わからないから不安だし、やめておく」ではなく「わからないからチャレンジしてみる、見てみる」という気持ちでいた方が、自分の可能性を広げることができ、結果的に自分に良い結果をもたらしてくれることがあります。
このあたりについてはクランボルツが言っている理論を読むとより理解が深まると思います。(計画的偶発性理論)
キャリアを切り拓き、自分の可能性を広げようとするのであれば、今の自分が見えているものだけで決めようとしない(=視野を広く持つ)、積極的に新しい世界を覗いてみようとすることがとても大切だと思います。
反対に自分が実際に経験したことも見たこともないけど、「何となくSNSでこういう情報を見たから」という思い込みで判断することには気をつけた方が良いです。
誰かがそうだったとしてもそれが自分自身に当てはまるとは限りませんし、噂ではなく事実で物事をしっかりと捉えることが重要です。
SNSが発達している世の中だからこそ、「何を軸に意思決定をしていくか」ということを自分で考え、自分で決断していくことが必要になっています。
4.行動すること
そして何より「たくさん行動してみること」が大切だと思います。
転職活動をしたりキャリアについて考えたりするときには、不安に思うこともたくさん出てくると思います。
その不安を解消する方法は1つしかなく、「行動してみること」です。
行動の種類は何でも大丈夫です。
自分の不安を書き出してみる、気になっていた会社の選考を受けてみる、家族に転職の話をしてみる、など、本当に何でも大丈夫です。
大切なのは、「自分が自分の不安に対して行動を起こす」ということです。
前に進む上でとても大切なことなので、たくさんアクションして、素敵な未来を切り拓ける人が増えたらいいな、そういう人を増やすための支援ができたらいいなと思っています。
STAGEでは、一緒にキャリア支援をしてくださる仲間を探しています。
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