スタートアップHRのキャリア
スタートアップのHRのキャリアはざっくり4レイヤーに分けられると思っています。
このHRのキャリアアップについて、自分の経験を改めて整理してみた結果、以下3軸それぞれの視点での研鑽があるのではないかと思います。
①ビジネス・事業戦略理解
②目線感
③HRとしてのプロフェッショナル性
軸① ビジネス・事業戦略理解
僕が前職CEOに壁打ちしてもらった時に腑に落ちたのですが、事業の捉え方には「点」「線」「時間(将来軸)」があると思っています。
例えば採用業務を例にあげると以下のようになります。
そして、レイヤーごとのは理解度は以下ではないかと思います。
事業部出身の方がHRになると強いのは、やはりこの部分がめちゃくちゃ解像度高く捉えられるからだと思います。
僕自身なかなか事業に直で携わる機会がなく悶々としてましたね。
僕の中での伸ばす方法は
・馬鹿なふりして事業のこと聞きまくる(あきらめない)
・社外の、自分よりレイヤー高い人と頑張って接点持つ(その人の話聞く)
とかです。もっとあると思う。
軸② 目線感
これは大きく2つなのですが、「会社目線」と「個人目線」で、「会社目線」をどう持つかだと思います。
会社目線というのは極端にに言うと「フラットに思考して、会社として必要だと思われる場合、自分の立場とか利益を思考に入れず実行できる」という感じです。(極端なんでこれを是としてるわけではないです)
会社目線を持つには「スタンス」「能力」の両立が必要かと思います。
ちなみに、僕の偏見込みですが、会社目線を持つ「スタンス」の部分は、醸成や後天的に伸ばすのが結構難しくて、「能力」は後天的に伸びるイメージです。なので
「俺会社100%愛して最優先なのになぜメンバーなんだ―!!!」
と焦らずに、先輩や経営陣が何を見て決断や判断をしているのか、キャッチするといいのかなって思います。能力の伸びと共に最速で周りからの信頼が付いてくると思います。(知らんけど)
軸③ HRとしてのプロフェッショナル性
事業の課題を抽出し、会社視点で解決するスタンス・能力があれば、あとはいかに実行するかです。
実行を助けてくれるのは「知識」と「コミュニケーション」です。
人事はコミュニケーションが取り上げられがちですが、僕は専門知識の習得も合わせて行うことをめちゃめちゃ推しています。
専門知識や、フレームワークの知見は課題解決のスピードをさらに早めるし、専門的な知識で整理したり、提言していくことは信頼を獲得することにもつながり、元々人事の方々が得意としているコミュニケーションをさらに加速させるからです。
僕は、Every社が主催している「HRBP養成講座」というのを受講したのですが、自分のHRのキャリアを「Every受講前」と「Every受講後」に分けられるくらい、自分の人事的課題解決のスピードとHRという領域への興味の深度が増しました。
また、軸①にも起因するのですが、人事の知識が深まれば深まるほど、その深みから見た事業への疑問が浮かびます。
人事的には○○だと思うけどなぜ事業では××になっているのだろうか・・・?とか。
要は事業を知るうえでの疑問も自分の専門性に比例して深くなるんですねー!
ちなみに「HR」の専門性でいうと、CHROや人事マネージャーは武器を1つ持っている印象があります。
採用の強い○○さん・・・人事制度のことならなんでも知っている○○さん・・・。そして、おそらく全般を浅く広く知っている印象です。
まとめ
あくまでの僕の棚卸を文章化して整理したのみではあるので、あくまで私見として受け取ってもらえたらと思います。
もしHRキャリアに迷っていて、この記事読んでもらって少しでも相談したいみたいな方がいたらぜひぜひお声がけくださいね!
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日本のHRが強くなって、さらにスタートアップが盛り上がりますように!