不妊治療と教育

近年結婚する年齢も上がり、高齢出産もよく聞くようになった。

医療の技術も上がり、一昔前では考えられなかったような方法で

家族が増えることはとても喜ばしいことだと思う。

しかし1つ危惧している。

高齢出産の件数は上がっていることに目が行きがちだけど、

人間の生物としてのリミットには変わりはないことを知らない人が多い。

結婚していざ子供が欲しいと思った時に、

もうリミットを迎えていることを知る人も多いらしい。

特に男性は何を思ってか、

自分が高齢でも妻が高齢でも

何に問題もないと考える人が周りには多い。

医学的な数値はご自身でお調べいただくとして、

男女ともに限界はある。

そして、それはおもったよりも早く終わってしまう。

現代医療のお世話になるにしても限界はある。

そして、蓋を開くと恐ろしく高い治療費の請求が待っている。

世界で唯一の高齢社会であり、

子育てをするのに寛容ではない日本は

不妊治療に保険も効かない。

全ての情報がうやむやなまま、

無知なまま現実に直面せざるを得ない。

幼い頃からの教育が必要だし、

もっと分かりやすくオープンな話題であるべきだと思う。

知識も少ない状態で

「不妊とは夫婦生活を※1年もっても妊娠しないこと」

※年齢によっては半年になる

という表現をもってしても、

夫婦生活の日数の間隔も曖昧な表現のものばかりだ。

必要な教育もなされず、

救いの手も差し伸べられないのならば

国民の人数が減って衰退していく以外に道はない。


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