5.心理英語の勉強法 ②心理学、学術的な英語を身につける ③ひたすら中文~長文を訳していく

心理や学術的な英語を身につけるためには、専用の英語勉強が必要となります。
具体的には、
1.心理学用語の英単語と中文読解
2.米国の教科書や論文でよく用いられる表現の学習と長文読解
を学んでいきます。

1.については、
・KALS英語(KALS心理学と対応関係にあるため、同時並行で進める)
・心理英語トレーニング
・心理院単
などが黄金でしょうか。
これらは通常、心理学の勉強と並行して行います。
それにより両者の勉強が関連しながら効率的に学習できます。
教科書的に言うならば、符号化特定性原理が働き、意味ネットワークが活性化して記銘・想起しやすくなります。

で、重要なのはこれらを最低3~5周は行う。
KALSに関しては3周すると内容を覚えてしまうのでそれ以上はやりません。内容を予測して読んでいても、できてる風に感じるだけでまったく意味がありません。
心理英語トレーニングと心理院単は覚えてもしつこく繰り返すことが重要でしょう。
勉強とはすべてそうですが、飽きるほど繰り返しやったその先でようやく身につくものだと思います。英語はなおさらだと思います。
したがって、繰り返しが苦手な人はとても苦しいでしょう。そこを乗り越えられるかが肝だと思います。

話がややずれました。
2.に関しては、
・ヒルガードの心理学(英語・日本語版それぞれあります)
・英語論文のアブスト(志望校の教授の論文や、関連領域の論文ならなおよし)
をやっていきます。
これらは時間を計測して行いましょう。
自身が何ワードを何分で解けるかをまず知りましょう。

それからは志望校の制限時間、出題ワード数に合わせて
時間制限をかけて速読に取り組みます。
速読では辞書を使わず、とにかく前から早く訳す。
答え合わせをする前に辞書を使い、精読した回答も用意します。
これで、速読と精読の練習をしつつ答え合わせができます。

私の志望校では、
60分、300~500ワードぐらいでしたので
ヒルガードでそのぐらいのワード数のところまで区切って60分で解くトレーニングをしました。(正確にワード数をカウントしたい場合は、文字スキャンアプリとWordを使います)

ところで翻訳家の平均翻訳量は
60分、300~500ワードと聞きました。
つまり、素人がこれと同じパフォーマンスを出すのはかなり厳しいため
心理学の知識で英文読解をバックアップしなければなりません。
そのためにも心理学と英語の勉強は同時並行で行っていく必要があります。
また、学校教育で教わるような「帰り読み」では到底時間が足りないため、
前から速読することが重要となります。

以上、淡々となんだか偉そうに書きましたが・・・
実際私は上記すべてのポイントにおいて苦戦し、つまづき、もう無理だと何回も思いました。それでも、継続することで着実に力がつくものだと実感しましたので書いてみました。



いいなと思ったら応援しよう!